緊張し過ぎて慎重 ページ45
→saguwa side
携帯を片手に握りしめ外に出たあと、思いっきり空気を吸い込んだ。
真っ暗な夜空にいくつもの星が輝いて、何だか自分の気持ちに素直になったら気持ちが軽くなった
自分の車にエンジンをかけ聞き慣れた音楽を流しながら適当に車を走らせていると、自然と彼女が住む場所まで向かっていた
ーーー例え叶わない片思いの恋物語
ーーーもう後悔をしてしまうなら
ーーーこの思いを伝えにいこう any day now
何気なく歌っていたこの音楽が今は心に凄く響く
ーーー後悔だけは未だ戻らず
ーーー四文字だけで終わる花言葉
家の電気はついていなくて、もしかしたら仕事で遅いのかななんて思ったりしたのがまさかの的中。
駅のロータリーですぐに見つけた君の後ろ姿は何だか悲しそうに見えてすぐに声をかけた。
「あれっ、貴方ちゃん？？」
分かってるくせしてわざと偶然を装ったりしてみて。
振り返ればすぐに目に付いた赤い瞼に驚いた時にはもう彼女がそれを隠していた。
サ「えーっ酷いっ。何で顔隠すの〜」
「ごっ、ごめん…っ」
サ「仕事帰り？…にしては随分遅いね」
「…ちょっとね」
サ「……目、赤いね？何かあったの？」
「…う、ううんっ。何でもないよ」
サ「何でもないのに泣かないでしょ」
「……。」
サ「ねぇ、時間あったらドライブにでも行かない？」
「えっ…」
サ「俺1人でしててもつまんないしさ」
思いっきって誘ったくせにこの後のプランなんか何も考えてなくてこうなる事が予想できたらもっと君を元気にさせてあげる事を用意してたのに
無理して作った笑顔で笑うからこっちまで切なくなってきちゃって。
こうして女の子を助手席に乗せるのが初めてびっくりするくらい運転が慎重だった
サ「ねぇ、ちょっと時間かかるんだけど俺の好きな場所連れてってもいい？」
「うん、大丈夫だよ。何処なの？」
サ「それは着いてからのお楽しみ〜」
素直になった自分の気持ちに改めて再確認すると彼女の横顔を見るだけでこんなにもドキドキして、俺もまだまだガキなのかなって思う
「…これ、花言葉だっけ？」
サ「えっ？あぁ！この曲ね」
「あたしこれ、好きなんだ。前サグワくんが曲出してるって言っててCD買って聞いた中で一番好きなの」
サ「ほんとに？！俺も好きなんだこれ」
ああ、俺多分今周りに笑われるくらい顔が真っ赤だ。
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れんげ(プロフ) - ふうさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると何より励みになります。是非、最後までお楽しみ頂けたら嬉しいです(*^^*)ありがとうございました！ (2017年9月15日 19時) (
レス) id: c5531a8d63 (このIDを非表示/違反報告)
ふう - いつも楽しみに見ています！なんだかリアルで続きがいつも気になっています。更新頑張ってくださいね(^ ^) (2017年9月15日 3時) (レス) id: 90c207956b (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - なのさん» ご報告ありがとうございます！こちらの設定ミスだったようです(；＿；)変更しましたのでこれで名前設定できると思います！！ (2017年8月31日 1時) (レス) id: d9d80e3184 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 名前設定したのに主人公ってなるのですが、どーしたらいーですか？ (2017年8月30日 18時) (レス) id: b5e5fd56f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんげ | 作成日時：2017年8月26日 23時
