運命とでも言うのか ページ5
「ねぇ、貴方!
今日こそ合コン行かない?!」
同期の社員とはもう一年半くらいの仲になる
相変わらずイケメンと高収入の男が大好きな彼女は毎週合コン三昧で忙しい。
いつも断っては居るが必ず誘ってくる
今日もいつも通り断りを居れて自宅へと帰る一日を送って疲れた体で家へと向かった。
今日は部屋の電気が付いていない。
さすがに昨日来たら次は明後日くらいかなぁ、何てちょっと気分が下がりつつヒールを脱ぎ捨てリビングのソファに倒れ込んだ。
携帯を開いてカレンダーを見ればそう言えば明日は休日だと気づく。
……今日は外でご飯食べようかな
そう思ってスーツを脱ぎ捨て普段休日しか着ないわんぴーすに身をまとい外に出た。
電車を乗り継ぎ久しぶりに新宿へと足を運んで唯一の楽しみの1人酒の店を探し出す
人気のない裏路地に入り小さな焼き鳥屋さんでボーッと飲み食いしながら話しかけてきたマスターと波長が合い大盛り上がり
店を出る頃には終電ギリギリで酔った体にも負けず少し小走りで駅へと向かった
マ「………貴方?」
最悪だ。どうしてこんな所で会うのだろうか。
振り向けばそこには色とりどりの髪の毛があって
驚きつつも彼の隣に目を向けた。
数年だった今でも覚えているその顔は代わり映えなく強いていえば大人になり過ぎて怖いくらいだ
「……偶然だね。こんな所で会うなんて」
アハハッ。何てぎこちなく笑うと彼は気まづそうに笑うもんだから自分が話しかけたくせに何て、言いたくなっ。
でも一番に驚いてるのはその隣のジンくんだ
何年も会ってない女がこんな夜に新宿で飲み歩いてたらドン引きで驚くだろうに
そんな事思いながら逃げたくなって
「じゃ…ぁ、あたし行くね」
なんて駅に向かおうとすれば腕を掴まれて予想していたのはきっとマホトだと思っていたのにジンくんの方だった。
ジ「……送ってく」
彼等が向かおうとしてたのはロータリーにある車の方できっとこれから車で帰る予定だったのだろう。
「…あー…大丈夫だよ。」
ジ「いいから。乗ってけって」
変わらないね。貴方のその強引さは。
腕を引っ張られたまま車に向かってってドアが開くと同時に乗って。と言われ素直に乗るしかなかった。
その間のマホトはずっと黙ったままで私に目も合わせようともしなかった。
どうしてまたこうなってしまうのだろう。そう思った。
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れんげ(プロフ) - ふうさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると何より励みになります。是非、最後までお楽しみ頂けたら嬉しいです(*^^*)ありがとうございました! (2017年9月15日 19時) (レス) id: c5531a8d63 (このIDを非表示/違反報告)
ふう - いつも楽しみに見ています!なんだかリアルで続きがいつも気になっています。更新頑張ってくださいね(^ ^) (2017年9月15日 3時) (レス) id: 90c207956b (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - なのさん» ご報告ありがとうございます!こちらの設定ミスだったようです(;_;)変更しましたのでこれで名前設定できると思います!! (2017年8月31日 1時) (レス) id: d9d80e3184 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 名前設定したのに主人公ってなるのですが、どーしたらいーですか? (2017年8月30日 18時) (レス) id: b5e5fd56f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れんげ | 作成日時:2017年8月26日 23時