緑色の髪の毛さん ページ30
→相馬side
暇になった本日をどう過ごそうかと思っていた朝。
昨晩は夜遅くまでマホトが歌詞を書いていたようでテーブルにぐしゃぐしゃになった紙が何枚も転がっている
鼻歌交じりで片付けをしているとようやく眠たそうな顔をした本人がやって来た
相「おはよう」
マ「ん〜……」
相「早いね。今日何かあるの？」
マ「昨日つくった曲の制作しにスタジオ行く」
相「ふ〜ん。俺送ってこうか？暇だしスタジオで待ってようかな」
マ「マジ？助かる。すぐ準備するわ」
スタジオに着いてからは一気にあのマホトが仕事モードになるもんだから毎回驚かされる
ようやく歌詞とメロディが完成したようでレコーディングに入るらしい
廊下で待っていた俺に「良かったら聴く？」何て誘われて中にお邪魔した
「じゃあいきまーす 3 2 1......」
合図と共に流れ出すメロディは彼が歌う今までの曲よりとも何だか違かった
……サビを聴いてようやく分かった
でも確実だと確かめたくてテーブルに置いてあったマホトの字に綴られた歌詞を読み始める
ー君だけに届けこのラブソング
ー君の最新映像はハッピーエンド
ー君はあの人と遠くに消えて
ーそれならいいよ 邪魔しないよ
「これが貴方のハッピーエンドなら」
俺だけだろうか。
歌詞に綴られた【君】という部分が貴方ちゃんと置き換えてしまう
真剣に歌うマホトの表情を見れば今まで見たことがないくらい感情がこもっていて
同時に胸が締め付けられた
切ない映画を見てるみたいでどうにも出来ない気持ちが溢れる
相「お疲れさま」
そう言って水の入ったペットボトルを渡せば
少し笑ってありがとうと言う
相「……ねえ、この歌」
マ「…あ〜、分かっちゃった？……この歌で終わりにする。そうしねぇと俺もいつまでも引きずってそうだし」
相「……そっか」
せめて今からでも、想いを伝えない？
そう言いたかったけどマホトのその信念を崩したくなくて黙り込んだ
恋愛は、いくつになっても難しいものだ。
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れんげ(プロフ) - ふうさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると何より励みになります。是非、最後までお楽しみ頂けたら嬉しいです(*^^*)ありがとうございました！ (2017年9月15日 19時) (
レス) id: c5531a8d63 (このIDを非表示/違反報告)
ふう - いつも楽しみに見ています！なんだかリアルで続きがいつも気になっています。更新頑張ってくださいね(^ ^) (2017年9月15日 3時) (レス) id: 90c207956b (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - なのさん» ご報告ありがとうございます！こちらの設定ミスだったようです(；＿；)変更しましたのでこれで名前設定できると思います！！ (2017年8月31日 1時) (レス) id: d9d80e3184 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 名前設定したのに主人公ってなるのですが、どーしたらいーですか？ (2017年8月30日 18時) (レス) id: b5e5fd56f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんげ | 作成日時：2017年8月26日 23時
