宣言します ページ20
毎日、仕事行って帰って寝る。
その生活が少し変わったのはつい最近のこと
久しぶりに再会したジンくんは週に1、2回のペースで私をご飯に誘ってくれるようになった
もうだいぶ気づいているのかあの日から私が家に行くのを拒んでいる為必ず外で会ってくれる
それも理由も聞かずに。
もう２週間程になるだろうか
マホトは私の家にすら来なくなった
だったら合鍵くらい返せよ！何て思うけどあの合鍵は彼が持ってることで意味があるような気がして。
ジ「今日は貴方が言ってた寿司食いに行くか」
「やった〜！ずっと食べたかったの」
会社の近くの駅まで車で迎えに来てくれたジンくんの横に座り少し肌寒い夜を走っていく
こうして今、彼の隣に私がいることが昔じゃ考えられないくらいで私自身も驚いてる
でもあの頃に戻れたような気がして嬉しい
ただ一つ、あの頃から居なくなってしまったのはマホトだけ。
「あ〜、調子のって食べすぎた…。」
ジ「そんな無理して食うからだよw」
「もうなんも食べれな〜い」
車を発進させたと思えばすぐ近くのコンビニに寄ってわざわざ水を買ってきてくれたジンくんが紳士すぎて本当に何で彼女が出来ないんだろう何て思う
「ジンくんはさ、好きな子とかいないの？」
ジ「なんだよ急に」
「いや、絶対モテるのにもったいないなぁ〜って」
ジ「……本当だよなぁ〜こんなイケメンなのに何で振り向いてもらえねぇんだろ」
「あっ！やっぱり居るんだ！告白したの？」
ジ「してねぇよ。そういうとこ俺チキンだから」
「して見なきゃわかんないじゃん！」
ジ「俺のことはいーのっ。お前はどうなんだよ」
「ん？」
ジ「………マホト。もう全然会ってないんだろ？」
「あ〜……。２週間ちょっとかなっ……。
もう無理なんだろうなぁ〜」
ジ「そんなん…わかんねぇじゃん…。」
「………でも、これを機に忘れようと思うよ」
ジ「…………は？」
「何か、２週間も会ってないの何てあの人と一緒に過ごしてきて今回が初めてだったからさ。
もう終わりなんだって自分でも分かってる。」
ジ「…………。」
「このままもう会わずに、あたし前に進む！」
ジ「……ま、貴方がそう言うなら、応援するよ俺は」
「フフッ、ありがとうジンくん」
自分でもこんな宣言してるのに驚いた
こんな歳にもなってずるずる引っ張ってきたのに今更かよ、なんて思うけど。
忘れよう。もういい加減。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんげ(プロフ) - ふうさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると何より励みになります。是非、最後までお楽しみ頂けたら嬉しいです(*^^*)ありがとうございました！ (2017年9月15日 19時) (
レス) id: c5531a8d63 (このIDを非表示/違反報告)
ふう - いつも楽しみに見ています！なんだかリアルで続きがいつも気になっています。更新頑張ってくださいね(^ ^) (2017年9月15日 3時) (レス) id: 90c207956b (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - なのさん» ご報告ありがとうございます！こちらの設定ミスだったようです(；＿；)変更しましたのでこれで名前設定できると思います！！ (2017年8月31日 1時) (レス) id: d9d80e3184 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 名前設定したのに主人公ってなるのですが、どーしたらいーですか？ (2017年8月30日 18時) (レス) id: b5e5fd56f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんげ | 作成日時：2017年8月26日 23時
