【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ7)

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ストーリー 6 ページ7

夜久「私も準備しないとな～」

ガラガラ…

宮地「よろしくお願いします」

夜久「あっ、宮地君。
よろしくお願いします」

相も変わらず、少し堅い顔をして
道場に入ってきたのは『宮地龍之介』君。

星座科の2年生で、弓道部の副部長だ。

宮地「よろしくお願いします。

さっき部長がどこかに行くのが
見えたんだが、夜久.....何か聞いているか？」

夜久「陽日先生の所だよ。
新入部員候補の1年生に部を見学して貰うんだって。

その子を迎えに行ってるみたい」

宮地「新入部員.....候補？
なぜこんな中途半端な時期に.....。

大会に向けて戦力増強といっても
インターハイ予選はもう近いんだぞ？」

夜久「そうなんだよね.....。
どんな子が来るんだろう？

さっき.....弓道四段の1年生だって聞いたよ。
ものすっごく強力な助っ人かなぁ？
それとも.....」

宮地「そんな奴がいたら、なんで
入学と同時に入って来なかったんだ？」

夜久「それが.....中学の時に部活を辞めちゃったみたいで.....」

宮地「そうか.....。まぁ、どっちにしろ
準備が終わる頃には分かるだろう。
俺達は早く練習を始めよう」

夜久「そうだね！
大会も近いし、頑張らなくっちゃ！」

宮地「.....そうだな、着替えてくる」

宮地君は、
無言で難しい顔をしていることが多い。

そのせいで部員から怖がれちゃうことあるんだけど

努力を絶対に怠らない真面目な人.....
見習いたいところがたくさんある。