【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ6)

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ストーリー 5 ページ6

夜久「新入部員候補か.....どんな子なんだろう？」

犬飼「何でも、弱冠15歳にして
弓道四段の天才らしい」

白鳥「4月に入学してきた時から
陽日先生が目をつけてたらしいな」

小熊「でも、なぜか中学の時に、
ぱったり弓道を辞めちゃったらしいです」

松本「せっかく四段なのに勿体ないですよね～」

夜久「あっ、みんな。
そうなんだ～」

彼らは弓道部の仲間。
犬飼君と白鳥君は私と同じ学年で
小熊君とAちゃんは1年生。

男の子3人は
通称"弓道部の3バカトリオ"って呼ばれてる。

夜久「15歳で四段なんてすごいね」

犬飼「そうだよな～」

弓道にも段がある。
実技と学科の審査を受けて合格すると
段級をもらえる。

下から、三級、二級、一級、初段、
二段、三段、四段、五段、六段、七段、
八段、九段、十段.....となっている。

高校生は二段を持っている人が多く、
犬飼君と白鳥君はこの二段を持っている。

そして、私と宮地君は三段。

さらにその上は、とても難しく
大人でも持っている人があまりいないのに
四段を持っているなんて、すごい。

白鳥「どういう奴なのか楽しみだな」

夜久「そうだね！」

犬飼「よ～し.....俺らも練習すっか～」

小熊「そうですね！練習しましょう！」

松本「今日こそは私の射型見てくださいよー」

そう言うと4人は練習の準備を始めに行ってしまった。