【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ5)

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ストーリー 4 ページ5

特別目立つことはないけど
部員のみんなは部長の影の努力を知っている。

みんな、部長には絶対の信頼をおいているのだ。

夜久「これでよし.....っと」

金久保「これでおしまいだね。ありがとう。
夜久さんのおかげで
早く終わらせることができたよ」

夜久「どういたしまして！
部長にそう言ってもらえると嬉しいです」

金久保「あ、もうこんな時間。
そろそろ行かなくちゃ」

夜久「え？どこかへ行かれるんですか？」

金久保「ん？ああ、陽日先生に呼ばれてるんだ。
1年生でうちの部を見学させたい子がいるらしくて」

陽日先生は私のクラスの担任の先生で、
同時に弓道部の顧問でもある。

忙しくてなかなか部活には、
顔を出せないみたいだけど

何かと弓道部のことを
気にかけてくれているんだよね。

夜久「見学したい.....じゃなくて
見学させたい、ですか？」

金久保「そうなんだ。ちょっと気になるよね。
.....っと、じゃあ後のことは任せても大丈夫かな？」

夜久「はい、行ってらっしゃい」

金久保「行ってきます。いい？
絶対に無理はダメだからね」

夜久「はい、部長」

部長は道場から出て行ってしまった。