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ストーリー 30 ページ31

主人公side






誉先輩が場の空気を落ち着かせたあと、
月子先輩と龍の3人は道場の隅に行ってしまった。



練習.....何しようかな。



龍に細かい部分を見てもらおうと思っていたから、
予定が狂ってしまった。



まだ話し合い終わらないのか、
打つ準備をしながらチラチラ見る。



.....終わらなさそうだな。



隆文先輩は白鳥先輩と小熊君にかかりっきり。



準備はもう完璧。
いつでも打てるんだけど.....



一人で打っても分からない。



すると__




木ノ瀬「松本、宮地先輩待ってるの?」




珍しく木ノ瀬が話しかけてきた。




松本「あ、うん。
細かいところを龍に見てもらおうと
思ってたんだけど、結構話しこんでるみたいで。」



木ノ瀬「そうなんだ。
なら、僕が代わりに見ようか?」



松本「え、いいの?見て!」



木ノ瀬「ほらこっちおいで」



松本「うん!」




話しかけてくれたうえに、
見てくれるなんて珍しすぎるけれど、



それでも今かまってもらえてるから嬉しい。



月子先輩が話せない代わりかもしれないけど、
今を楽しもう!



そう思うと、
まだまだずっとあの話し合いか続いたらいいのに。



それならまだ、
部活中に木ノ瀬と話していられる。



まだまだ話していたい。



授業や教室などの学校生活でも話はできるが、
部活はまた別で特別。



そんな特別な時間に話ができる。



それが嬉しかった。

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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月3日 17時

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