【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ29)

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ストーリー 28 ページ29

宮地「失礼します」

.....行っちゃった。

宮地君.....やっぱり梓君のこと
認めてないんだ.....

金久保「ふふ、夜久さんは心配しなくて大丈夫だよ。ありがとう」

夜久「ありがとうだなんて私.....
何もしていないです」

金久保「そんなことないよ。
夜久さんは部を支えている。
少なくとも僕は夜久さんに支えられてるよ？」

夜久「部長.....」

部長の何気ない一言、
私が部を、部長を支えられてる.....？

だとしたらどんなに嬉しいだろう。

でも、今は心配して
オロオロするくらいしか出来ていない。

私は本当に部長の力になれているのかな？

そんなことを考えながら部長の横顔を覗き見ると
私の視線に気付き、
穏やかに微笑みを返してくれる。

その微笑みで私の不安は一瞬で消えてしまう。
そんな力を持っているのが部長だ。

金久保「木ノ瀬君の入部が
いい刺激にはなったけど.....。

みんなをまとめきれるのか、
正直不安になってきたよ」

夜久「部長.....
あのっ！私で出来ることがあったら
何でもお手伝いします！

だから遠慮なく言ってくださいね」

金久保「うん。ありがとう。
夜久さんにそう言ってもらえたら、
頑張ろうって気になるよ」

夜久「良かったです！」