【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ28)

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ストーリー 27 ページ28

金久保「この数日間、
僕も木ノ瀬君を見ていたけど.....。

自分の弓を打つだけじゃなくて、
人の弓も見ているようだった。

木ノ瀬君なりにやる気はあるんじゃないのかな？
ただ.....それがあまり見えないだけで」

夜久「私もそう思うな。
きっとやる気がないわけじゃないと思うんだ」

宮地「.....もう少し、木ノ瀬の動向を見てから
判断したいと思いますが.....。
今は何とも言えないのが正直な気持ちです」

夜久「宮地君.....」

金久保「宮地君の気持ちも分かるけど.....
木ノ瀬君なりのやる気も少しは認めてあげてね」

宮地「努力はしてみます。
ただ、すぐに認められるかは分かりません

俺は弓道に対する情熱、やる気.....
それが木ノ瀬から見えてこない限り、
認められそうにありません」

夜久「うん！
すぐにじゃなくていいんだよ」

金久保「そうだね、宮地君のペースで、ね？」

宮地「分かりました。
俺なりに判断したいと思います」

夜久「うん、それが大事だと思うよ。
もしかしたら新しい価値観が
見つかるかもしれないし.....」

宮地「俺は少し頑固なところがあるらしいからな。
時間がかかるかもしれん.....」

夜久「.....頑固な自覚はあるんだね」

宮地「ほっとけ。.....部長、そろそろいいですか？
後輩の射形を見てあげようかと思いますので」

金久保「あ、うん。
よろしく頼むよ」