ストーリー 26 ページ27
木ノ瀬「はい、部長。分かりました」
金久保「木ノ瀬君も練習に戻ってね」
部長のおかげでこの場は落ち着いたみたい。
よかった。
小熊「ドキドキしました.....」
犬飼「さすがの俺も、ちょっと怖かったぜ」
白鳥「今までこんなこと、なかったからな〜」
松本「まったくですよ〜」
金久保「はいはい。みんな、練習を再開して。
あと、夜久さんと宮地君はちょっとこっちに」
夜久「え？あ、はい」
宮地「はい。
どうかしたんですか？部長」
部長に呼ばれた私と宮地君は
道場の隅に移動した。
金久保「うん。正直なところ.....
木ノ瀬君はどうかな？」
夜久「梓君.....ですか？
何だかんだ言いながらも真面目に
練習に出てきていますし.....。
弓の腕に関してはやっぱり、すごいなって。
学ぶところも多いですよ」
金久保「そっか.....。宮地君は？」
宮地「.....まだ判断はできません。
一応練習には出て来ていますが、
弓道に対する情熱が見えてこない」
金久保「そう。
木ノ瀬君は宮地君を評価してるみたいだけど」
宮地「木ノ瀬が.....ですか？」
夜久「うん、部長の言う通りだよ
さっき梓君、
宮地君の弓は猛々しくて面白いって.....。
私もそう思うもん。
宮地君の弓はどこか力強い感じがする」
宮地「木ノ瀬がそんなことを.....」
夜久「結構、良く見てるなって思ったよ」
金久保「そうだね。僕もそう思う。
僕は宮地君と2年間一緒に部活をしてきたから
そう思うのは当然だけど.....
それを入部して間もないのに見抜くなんて、
宮地君の弓をちゃんと見てるってことだと思うよ」
宮地「.......」
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作者名：ちゃむPOP | 作成日時：2016年7月3日 17時
