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ストーリー 25 ページ26

月子side





ハラハラしながら2人の行く末を見守っていると、
部長が道場に来ていた。




夜久「あっ、部長!」



金久保「なんか.....大変なことになってるのかな?」



松本「大変.....っていうほどではないんですけど、
龍が木ノ瀬に打起しを見せるって言って.....」



金久保「ふぅ.....」




部長は現状を把握すると溜息をついた。




金久保「この状況は部の空気を乱しているね。
少し注意してくるよ」




そう言うと部長は、
宮地君の木ノ瀬のもとへ行った。
部長はいつだって、落ち着いていて頼りになる。




金久保「はいはい。2人とも雑談はそこまで。
今は練習中だよね?」



3バカ「部長!」



宮地「あっ、部長.....」



金久保「宮地君.....どうしたの?
君らしくない。



ちょっと周りを見渡してごらん。
部の空気が乱れてるのは分かるよね?」



そこには2人の行く末を
見守っている部員達がいた。




宮地「確かに.....部の空気を乱しています。
すみませんでした」



金久保「弓道は神聖な競技。
かつては神事でもあるから
"精神修養"の意味が大きい。



だから、どんな時にでも冷静に周りを見て、
自分の弓を忘れないようにすることが大切なんだよ



それなのに.....今は副部長である君が
一番に部の空気を乱してしまっている。



そのことは分かっているよね?」



宮地「.....はい。
もう少し自分の立場を考えて行動するべきでした」



金久保「宮地君はもう少し冷静になるように。
それに、木ノ瀬君も道場内の空気を
乱さないように」

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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月3日 17時

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