ストーリー 21 ページ22
宮地「飽きて投げ出さなければいいが.....」
松本「大丈夫だと思うよ？
今のところ、みんなとも馴染んでるみたいだし。
木ノ瀬は後輩なんだし、
見守ってあげてよ。ね？」
宮地「後輩としては受け入れるが、
弓道に対する姿勢を認めるかどうかは.....、
.....木ノ瀬次第だ」
松本「そっか.....。
でも、龍考えすぎじゃない？」
宮地「俺には副部長としての責任がある。
何も考えずに弓を引いているわけにはいかない」
松本「あっ。龍、またしてる」
宮地「また？何のことだ？」
松本「眉間のシワ」
宮地「うるさいっ.....俺はこういう顔なんだ」
松本「ははっ。
そうやって難しい顔ばっかしてると、
いつかシワが戻らなくなっちゃうよ？」
宮地「余計なお世話だ！」
松本「あ、また眉間のシワ！」
宮地「あんまり人の顔をじろじろ見るな！
どんな表情をしたら良いのか分からなくなる」
松本「ははっ、ごめんって。
とにかく、気を楽にしてリラックス」
宮地「夜久もいつも簡単に言うが...、
それが、俺には難しいんだ」
松本「ほら、また！
眉間にグーッとシワが寄ってる。
いつも龍は、
部のことを考えて力が入りすぎてるから.....。
たまには自然体な龍でもいいんじゃない？」
宮地「自然体か.....。俺には難しい話だな.....。
それに部長の方が俺より大変なはずだ」
夜久「そうだけど.....
宮地君も十分頑張ってるよ」
松本「月子先輩」
宮地「俺はまだまだだ。
.....でも、そう言ってもらえると少し嬉しい」
夜久「そうそう、その調子！」
松本「とにかく、
たまには自然体でいるのも大切！」
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作者名：ちゃむPOP | 作成日時：2016年7月3日 17時
