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__AM.7：21
「わっ！遅刻！」
昨日の事でモヤモヤ考えてたら寝るのが遅くなって
起きた時間はもう遅刻ギリギリ
どうしよう、智くんのお弁当準備してないし
母さんも帰って来るのに洗濯干してない！！
急いで制服に着替えて一階に下りた……
「しょうくんおはよー」
自分の目を疑ったよね。
だって、目の前にはお弁当箱二つ持って
にこにこ笑ってる智くんがいたんだよ？
いつもは俺が起こさないと起きないのに
いや寧ろ起こしたってグズグズ言って起きるのが遅くなるのに
その智くんが
おべんと作って
朝はやく
え？？？
「さ、さ、智くんなんで！？」
なんかもう驚きしかなくて
昨日の事なんて全部吹っ飛んだよ。
「たまたまはやく起きちって、今日お弁当だー、って考えてたらしょうくん料理できねぇなぁ、って思って」
とてもありがたい、ありがたいけど…
そんな繋ぎ合わせなくても…
まぁそのおかげで今日のお弁当があるわけなんだけどね？
「ありがと智くん！助かった！でも俺洗濯干さなきゃいけないから智くん先行ってて？遅刻しちゃう！」
慌てて洗面所に駆け込んで顔洗って歯磨こうとしたら後ろから聞こえてきたのは
「洗濯ほしたぁ」
えっ…！？？
口に歯ブラシ突っ込んだまま洗濯機の中を覗けばそこはすっからかん
え、まじか、まじで智くんがやったのか！！？
ばっと智くんの方を向けばふわふわの笑顔で笑ってる姿が目に入って
…かわいい、なんて思った自分に目眩がした。
「智くん本当にありがとう！お陰で遅刻しないすみそう！」
急いでうがいして寝癖を手ぐしで治してリビングに駆け込めば準備万端の智くん
いつもならはやくー、と急かすのは俺の方なのに今日は智くんが俺を急かす
まさかこんな時が来るなんて…
もう俺感動だよ。
「ちゃんとべんとーいれたし、母ちゃんに手紙も書いた！ほら、しょーくん行くぞ！」
俺にカバンをもたせて腕を取って玄関に向かう智くんの後ろ姿
華奢なのに頼り甲斐のある背中
細いのに筋肉質の腕
双子なんて事忘れてしまうくらい
智くんと俺は似てなくて
尊敬してしまう相手であり、大好きな相手。
「しょおくん、今日のお昼ご飯は一緒に食べよーねー」
かっこよくて頼りになるけど
こういうところは本当に可愛い…。
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り(プロフ) - ともやまさん» コメントありがとうございました！そうやって言っていただけてとても安心しております。例え書く次元が違ったとしてもどちらも書いていく予定なので、これから何卒よろしくお願いいたします！ (2016年2月6日 23時) (
レス) id: b8faa09a0f (このIDを非表示/違反報告)
ともやま(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく見させてもらってます。別に2次元が悪いとかどうとかは思っていません。りんねさんが書きたい、と思ったことを書いても大丈夫だと私は思います！りんねさんの作る作品は面白いのでこれからも、応援しています。頑張ってくださいね♪ (2016年2月6日 7時) (レス) id: f48ef4dc96 (このIDを非表示/違反報告)
Shadow - こんにちは。はじめまして。お話が面白くて大好きです！完結まで更新よろしくお願いします！ (2016年1月23日 10時) (レス) id: 59cf3875c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻(プロフ) - 遅くてもいいので、続きを見たいです！ (2016年1月14日 23時) (レス) id: b2b7036e31 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 更新ゆっくりでもいいです！待ってます！もやもやしちゃってるんでぜひ完結してくださいっ！ (2015年12月25日 10時) (レス) id: 5be851b2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんね
| 作成日時：2015年7月31日 1時
