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「智くん！あった、あったよ智くん！」
受験票を手にして飛び回るしょうくん
季節は冬
受験シーズン
推薦で入ったおいらと違ってしょうくんはちゃんした受験
「しょうくんおめでと！母さんが今日はごちそうだーって」
やったやったって子供みたいに騒ぐしょうくんに
母さんからのメールを見せてやったらまた喜んでた。
「でも、おいらでよかったの？」
Aちゃんと来なくて、よかったの？
ぱっちりした目がちょっと細くなって
血色のいいふわりとしたくちびるが弧を描く
「うん、いいの。あの子に学校サボってまで来てほしくないよ」
平日である今日、Aちゃんは学校
優しく微笑むしょうくんはやっぱり優しくて
でもちょっと、
「へへ、うへへ、うかったぁ…」
きもちわるい…。
・
しょうくんの大学は都内では頭が良くて有名校
おいらはその近くにある大学で絵の推薦で入れたって感じ
ほんとにいいの？って試験間際まで聞いたよ
本当にそこに行きたいの？って
Aちゃんにはいったの？って
でも彼は 大丈夫 ってそれだけ言って試験会場に行ってしまった。
まぁ、しょうくんがいいならいいとは思う
でも、でもだよ…？
無理とか、我慢してないかなって
不安になるんだよね。
「さとしくん、どうしたの？」
きょと、って首をかしげる姿も
学校ではあまり見れなかった
王様とかなんだか言われてたしょうくんとは程遠くて
やっぱり昔からずっと可愛い
Aちゃんと出会って女遊びもやめたみたいだし
いまは一途って感じだけど
またいつ前みたいに戻っちゃうかわからないからね。
「ううん、家帰ろ？おいらおなか減っちゃったー」
二人笑いあって家に帰って
同じ屋根の下
今日もおいら達は、笑顔です。
「かえろ、しょうくん。お家に」
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りんね(プロフ) - rinさん» あっ、見逃してました…。教えてくださってありがとうございます！何分馬鹿なものでして笑コメントすごく嬉しかったです、ありがとうごさいます♪ (2015年5月21日 21時) (
レス) id: 89717df127 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - すみません。もしかしたら、最初の部分「エピローグ」ではなくて、「プロローグ」ではありませんか？ (2015年5月21日 18時) (レス) id: 247350ea92 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - いつもこの作品楽しみにしてます!!更新お待ちしてます(≧∇≦*) (2015年5月21日 18時) (レス) id: 247350ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんね
| 作成日時：2015年5月14日 12時
