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「翔さん！終わりました？」
一週間前に約束した飲み会の日
急いで終わらせましたって感じのキラキラした目と少し乱れたスーツ
まだまだ子供、と頬を緩ませる
「ん、行くか」
去年入社したばかりの俺だけど、仕事は結構順調にいってて
部長からもなかなか信頼されてる
そんな俺の一番最初の後輩が松潤ってわけで
まぁ大学も一緒だったんだけど、あいつすげー俺に懐いてくれててさ
だから同じ会社にしたんだって
かわいいやつ…。
・
「…え、松潤の知り合いって、おまえ…」
知り合いも誘っときました、翔さんの話したら会いたいって言ってたんで！
とか何とか入る直前に言われて まじかあ…なんて思ってたら…
「ちーっす、ふふ、驚きました？」
高校時代の同級生
「そりゃ驚くだろ…ニノ」
智くんの事好きなの？なんて初対面で聞いてきた奴
まさかこんなところで再会なんて思わなかったけどさ。
「え、ニノと翔さん知り合い？」
きょとりと首を傾げ俺ら2人を交互に見る松潤が今は天使のように見える
ニノと2人で会わなくてよかった、絶対智くんの事聞かれるだろうし
「高校時代の同級生、2人は？どういう知り合い？」
生２つ、と店員さんに頼んでから既に酒を飲んでいるニノに目を向けた
高校の時から変わらないかわいい顔つきに、ちょっと髪が明るくなった事以外は何も変わってないみたいだ。
ニヒルな怪しい笑みを浮かべるところも何も変わってない
「俺たち幼馴染なんですよ、幼稚園の頃からの」
「生ビール２つです、ごゆっくりどうぞ」
ちょうどそのタイミングで頼んだものが届いて
とりあえず乾杯。
「世界って狭いな」
俺が呟いた言葉に、三人揃って笑った。
・
時刻は午後零時を示す
へらへら笑いながらしょうちゃーん、なんて呼んでくるニノを抱えて外に出た
「翔さん、俺連れて行きましょうか？」
タクシーを止めてニノを指差す松潤に首を振る
本当だったら連れて行って欲しいものの、こいつさっきから俺の服ずっと離さねぇの。
「わかりました、それじゃあまた月曜日」
ごちそうさまでした、とご丁寧に頭を下げてタクシーに乗り込む松潤を見送ってニノと頭を叩いた
「いってぇ…、何すんの翔ちゃん」
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えりな - 彼女がとても嫌な女なら『さっさと別れろ！！』って思うけど、めっちゃ良い人だからこのまま彼女と幸せになってほしいなって思ってしまう。彼女めっちゃ健気でなんか翔くんに対してイライラしてしまうわ。(翔担だけど) (2016年11月8日 14時) (
レス) id: 5b5b5a3f48 (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - 綾猫さん» 綾猫さん、ありがとうございます！ (2015年7月17日 20時) (レス) id: b8faa09a0f (このIDを非表示/違反報告)
綾猫 - とても面白いです。頑張って続き書いてください (2015年7月12日 6時) (レス) id: 2c56ff5eff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんね
| 作成日時：2015年6月11日 20時
