【kn×syp】歪んだ愛に溺れる【wrwrd!】

ろく ページ6

、


おかしい。

なんで、追加してないのに？

タクシーを降り、歩きながら携帯とにらめっこする。

先輩におしえてもらっても無いことを確認してブロックして、一息着く。

誰が追加したんだろ。考えたとき、ショッピくんからあたりまえのようにメッセージが着てるなら、彼の仕業なはず。

「…ショッピくん、ほんといつの間に、」

「呼びました？」

急に後ろから声をかけられ、急いで離れようとする。

が、途端に手首を掴まれ、強い力で引き寄せられてしまう。

「な、ちょ、離して！」

「いやっすよ。なんで逃げるん？」

逃げるに決まってる。

ちょうど疑心暗鬼になってた相手に急に話しかけられたら、そりゃ誰でも逃げる。

「なんで居るのっ!?」

キッと睨めばニコッと笑い返される。

なのに、わたしの手首を掴む力は手加減を知らず、どんどん強くなっていく。

これは跡になる。

「Aがしんぱいでな？悪い輩に襲われんように見はっとったん」

「そーゆーの迷惑だから！」

金輪際関わらないで。

そう強く言い切れば、ショッピくんは不思議そうな顔をする。

「A、何言いよるん？」







「おれたち、恋人やろ？」

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