【kn×syp】歪んだ愛に溺れる【wrwrd!】

に ページ2

「…頼む！Aしかおらんのや！」

後輩兼部下であるわたしがコネシマ先輩に頭を下げられてるこの状況にはちょっとしたワケがある。

まあ、そのワケが合コンに人数合わせで来てほしいというお願いをわたしが断り続けているという。

「えー、先輩なんて女の子ホイホイなんですから。適当にナンパして連れてけばいいじゃないですか」

「なんや、女の子ホイホイて」

「いや、この前後輩の女の子がコネシマ先輩は女の子ホイホイですよ。って言ってたんです」

後輩の瑠花ちゃんによるとコネシマ先輩は好きでも無い子に優しすぎるらしい。いつのまにか惚れられてるとかコネシマ先輩も大変ですよねー。って言ってた。

ドンマイ、先輩。

「まあ、とりあえずわたしは行きませんよ？あんま人前でお酒飲むの好きじゃないんです。」

「…どうしてもダメか…？」

「………」

…そんな捨てられたチワワみたいな顔しても騙されない。うん、コイツは狂犬。狂犬チワワ。

「Aが頼みなんや！」

「…お代は先輩持ちで。今度の表起こしは先輩がしてくださいよ。」

「まじ!?よっしゃあ！」

…だって、目が…。昔テレビでみた子犬の話を思い出した。

ほんと顔面が無駄にいいんだよなぁ!?

「はぁ…」

今夜はタダ酒でヤケ酒だな。







次がsypくんとの出会いです

遅くてすみません…っ！

さん→←いち

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す