【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ29)

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【安堵】ページ29

si「んー…怪我はそんなに大きくないね。多分洞窟の中で酸素薄かったんやない？知らんけど」

「相変わらず適当やなぁ。」

そう言いながらも着々と処置を続けるしんぺいさん。隣のベッドへ移動しAさんの様子を見てしんぺいさんは何かを悩んでいた。

si「意識が朦朧としてるというか…反応が全くないね。」

そう言い出すものだから隣のベッドを覗き込むと目は開いているもののどこか遠くを眺め、目の前で振り続けられるしんぺいさんの手にも全く反応を示していなかった。

「大丈夫なんか？」

si「んー…今はまだ何とも。時間が経てば意識がはっきりすると思うよ。」

それから俺は一言も発さずただ意識が戻るのをひたすらに待っていた。
数十分たった頃ようやくAさんの意識がはっきりとし始めた。

『……ん…あれ？……ここは…』

「Aさん！大丈夫か？」

『あれ、コネシマさん…意識が戻ったんですね。良かった…。』

そう言いながらAさんは微笑んだ。

「こっちも心配したで…目開いてるのに全然呼びかけても反応せんし…」

『そうだったんですか…？』

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

tn「おー戻ってるやん」

『トントンさん…』

「意識戻ったで！」

tn「良かったなシッマ」

「ほんま良かったわ～…めちゃめちゃ安心したわ」

不意に笑みが零れた。
本当に良かった、ただそれだけでいっぱいだった。

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キャラ崩壊申し訳ない