【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ19)

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【貴重】ページ19

zm side

鉱石班になった。正直半分寝てて全く話を聞いていなかったが何かそうなってたわ。
準備しに行くというトントンの言葉で目が覚め、とりあえず着いて行く事にした。

「大先生これ何しに行ってんの？」

ut「ゾムさん話聞いてなかったん！？鉱石集めに行くからその準備しに行ってんよ。」

「なるほど…あ、シッマや。」

少し先にAさんと一緒に何やら楽しそうに話しながら移動するシッマの姿を見つけた。

ut「あの2人ばり楽しそうやん！なにあれ！羨ましい！」

「ほんまな。あの子シッマにベッタリやしな…珍しくシッマもベッタリやな。」

ut「珍しい事もあるんやな。アイツ風俗おじさんの癖に生意気な。」

「…まぁ確かに。でもあんなに楽しそうに自分から寄っていくシッマ初めて見た気する。」

ut「アイツ闇深いもんな。」

少し後ろから見守っているとシッマの視線がこちらへと向く。シッマは少し顔色を変え、Aさんと一緒にこちらへと向かってくる。

kn「おうおうおうお前ら絶対俺の悪口言ってたやろ！」

ut「急に来て何かと思ったら…言うてへんわ！」

kn「いーや！あのゾムと大先生の視線は悪口言ってる視線やったね！」

また頭のおかしい事言ってるわ的な感覚で受け流してシッマの相手を大先生に任せ、傍に居たAさんにこっそりと尋ねた。

「なぁAさんはシッマの事どう思う？」

『え？どうって……とても優しくて面白い方ですかね？』

何でそんなことを聞くんだろうと言いたげな眼差しで俺を見つめながらもそう答える。

「へぇーシッマが優しい奴かw」

そう他愛も無い話をしながら準備を済ませ、いざ洞窟へ行くぞーってな感じですわ。
思わぬ事故で引き返したあの炭鉱に行くという話が上がった。

「…Aさん…あの炭鉱でもええの？」

俺の言葉に一同は確かにという表情を浮かべるもAさんは笑顔でこう答えた。

『私は大丈夫ですよ。もうあんな事にならない様にしますから！』

tn「でも流石に女性を1人で行動させる訳にもいかんからオスマン、シャオロン、大先生、グルッペンのAチームとゾム、俺、コネシマ、AさんのBチームに分けようか」

os「そうだね。Bチームに洞窟任せていい？俺ら炭鉱行ってくるし」

tn「そうやな。」

こうしてAチームとBチームの二手に別れて行動する事となった。