【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ26)

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【合流】ページ26

you side

どの道が正解なのかどこに行けば会えるのかもうそんな事分からない。とにかく勘を頼りに前へ進む。

すると曲がり角から声が聞こえた。またゾンビかと思い身構えるもその声は確かに人の声だった。そう、ゾムさんとトントンさんの声だった。
早く行かなきゃ早く…そう思い走ろうとするも足が思うように動かず崩れ落ちる。コネシマさんを足早に抱え、震える足を一生懸命動かす。

『ト、トントンさん！！ゾムさん！！…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ…助けてください！！』

そう必死に叫んだ。聞こえてるのか聞こえていないのか分からないが必死に叫び続ける。
足音が早くなり徐々に近くなる。

tn「Aさん！やっとおった……てシッマ！？どうしたんやこれ…」

曲がり角から飛び出てきた二人は最初こそ笑顔だったがコネシマさんを見て顔色が変わった。

『ご、ごめんなさい私のせいで……。コネシマさん、地震で崩れてきた岩が足にぶつかって怪我をして…それから目が虚ろになって…』

tn「…大丈夫。分かったからもう無理して話さんでええで。」

泣きながら言葉に詰まる私の背中を撫で続けてくれるトントンさん。

zm「骨は折れてないっぽいけど血がめっちゃ出てるわ」

tn「はよ拠点まで連れて帰らないかんな…よし、俺とAさんで連れて行くからゾム炭鉱の場所分かるやろ？」

zm「アイツらに引き上げるよう言ってきたらええんやな？」

tn「うん。頼む。」

zm「OK」

そう話を続けているとゾムさんが私の怪我に気付いたらしく声をかけてきた。

zm「待って、Aさん怪我してへん？」

tn「え、嘘っ」

『あぁ…途中でゾンビが来て…そんな大した怪我じゃないので大丈夫ですよ！』

そう言って笑顔で答える。

tn「帰ったら神のとこ行こな…」

zm「じゃあ俺行ってくるで。」

tn「おう、任せた。」