【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。

【迷子】 ページ9

ut side

シッマが見つけた少女は青白い顔色で脈も弱々しく、呼吸も浅かった。
助からないんじゃ？と内心思ったが、あんなに可愛い女ほっとくわけにはいかんわ。
シッマとゾムの後を追う。


「シッマ大丈夫なん？変わろうか？」


kn「いや、ええわ。」


シッマはいつになく真剣な表情で少女を運ぶ。
すると突然、シッマが急停止した。僕は止まりきれずシッマの背中にぶつかる。


「ﾌﾞｯ…シッマ？急に止まるなや！」


kn「あかん…道迷ってしまったここどこや？」


「はぁぁ？？」


よく道覚えとんなって感心した矢先そのような事を口走る。あ、いつものシッマや。


zm「こっちやこっち」


ゾムさんの指差す方へ進むと僕達の拠点が見えてきた。流石ゾムさん。


kn「さすがやなゾム！」


「いや、お前が迷子なりすぎやねん。」


急いで拠点に戻り、グルちゃんの居る部屋へ足を進める。

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