【ピンチ】 ページ34
kn side
まずいな…。かなりまずい。
大先生と俺の戦闘力で炭鉱を全て探索するのは無理がある。それにAさんも居てるし…。いやでも、ダイヤを手に入れれたら今の状況がガラッと変わるかもしれんな。
何としても探し出さなければ…。
「支えといてあげるからゆっくり降りてみ。」
Aさんの腰元に手を添え、ゆっくりと降りるように促せば恐る恐るといった様子で足を着いた。
ut「どっち行く?」
炭鉱は俺達が居る場所から右、左、前に道が別れていた。単独行動はあまりに危険すぎるな…。ここは団体行動で左やな。
「左やな。」
松明だけの灯りを頼りに先を進むと端に寄せられたトロッコとチェストが見えた。この中にダイヤ1個でも入ってれば帰ろうと思っていたが現実はそう上手くはいかない。
ut「あ〜…鉄とリンゴとレールだけやな。」
「そう簡単には見つからんか。」
うーんと悩む仕草をする大先生と薄暗く狭い空間に怯えているAさん。
「もう少し迷わん程度に見てみるか。」
来た道に松明を置きながら先に進む。すると入り組んだ道が目の前に現れた。
ut「これは…迷うとまずいんちゃう?」
「せやな…帰るか……ッ!!」
そう呟き、後ろを振り向くといつの間に居たのか気づかなかったがAさんの後ろにクリーパーが1体佇んでいた。
「危なッ…!!」
咄嗟にAさんを自身の方に引き寄せ、大先生を背中で勢い良く入り組んだ道の入口付近に押し飛ばす。後ろに壁がなくなったので背中から後ろに倒れ込む直前でクリーパーが爆発した。
ut「シッマ…!?Aちゃん!?」
思ったよりも飛ばされたんだろう。少し離れた所から大先生が駆け寄ってきた。俺達が壁になったお陰か大先生はそんなに怪我してる様子もなかった。
ut「シッマ!?聞こえるか!?なぁ!!」
まだ少し痛む身体を揺さぶられ大声をかけられる。そういえば吹き飛ばされる前に抱き寄せたはずのAさんが腕の中に居ない…。Aさんは大丈夫なんやろうか…。
「…ッ煩いて……俺は大丈夫や…Aさんは…?」
キョロキョロと辺りを見回し隣で倒れている
Aさんが目に入った。重たく動く度に痛む身体を動かし、Aさんの身体を揺さぶる。
すると、
『うぅ……コネ…シマさん…?』
とゆっくり目を開け起き上がった。
ut「え、ちょっ…!…シッマ!?」
Aさんが起き上がった事に安心しきったのか俺はそこで意識を手放した。
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宙(プロフ) - 軍パロに比べるとマイクラはまだ平和な世界戦だ、、みんなが優しい(´∇`) (2020年10月4日 19時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
rina06:shii2525(プロフ) - めんつゆさん» そんな大事な事を教えて下さりありがとうございます!!僕も異世界に行ってみたい… (2019年12月22日 21時) (レス) id: 6ad941ad2d (このIDを非表示/違反報告)
めんつゆ(プロフ) - rina06:shii2525さん» ありがとうございます!一応マイ〇ラが舞台です!のちのち違うのも付け加えていくと思います。 (2019年12月22日 20時) (レス) id: 19818bbb1b (このIDを非表示/違反報告)
rina06:shii2525(プロフ) - ダイヤwwゾッさんw取りに行くの別に良いんかいw舞台はマ○クラ…やと!?むっちゃ続き楽しみです!更新ゆっくり頑張って下さい! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 6ad941ad2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めんつゆ | 作成日時:2019年12月16日 2時