【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。

【初めて】 ページ32

you side



この世界を探検するのか…。
何だかワクワクするな…。


kn「よーし！2人とも行くぞー！」


ut「おー。」


『お、おー…』


コネシマさんが張り切っている中、気だるげに腕を上げ答える鬱先生。少し不安が募り怖くなってきたため元気な返事が出来なかった。
今から出発するといった所に血相を変えたトントンさんが走ってきた。


tn「おまっ！！……ﾊｧﾊｧ…行けとは言うたけど丸腰で…ｯ行くとか馬鹿なんか！？」


息を切らし荒々しくコネシマさんの胸ぐらを掴み、怒鳴り散らすトントンさん。ヘラヘラと笑いながら「すまんすまんw」と言うコネシマさん。


tn「はぁ……Aさん、松明と剣とツルハシ…それから…」


トントンさんが見せてくれた少し大きめのバッグにたくさんの道具や食べ物が入っていた。


tn「これぐらいあればいけるやろうから持っていき。ちょっと重いで？」


渡されたバッグはずしりと重かったが、これでも軽くした方だとトントンさんは言った。


tn「重たくなったら大先生かシッマに渡し。あ、それと念の為にこれな？」


そう言って頭に被せられる帽子の様なもの。


tn「これでスケルトンの矢は直で当たらんし上から何か落ちてきても大丈夫やからな。」


kn「準備出来たか？」


tn「おん、大体こんなもんやろ。」


kn「おっしゃ！行くぜ！」


そう言いながらズンズンと森の中へ進むコネシマさん。地図を見ながらブツブツと呟いている鬱先生。
この世界がどんな所なのか知れる良い機会だと内心ワクワクしながらコネシマさんの後に続いた。

【手帳】→←【探索】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す