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椅子から立ち上がり後ろに下がる
目黒蓮もそのまま歩み寄ってくるから結局壁に到達して
私は後ろに下がれない
蓮「俺、好きなんだよね
Aのピアノも、ピアノを弾いているAも、、、
音楽とか詳しくないけど、安心するっつーかさ、ずっと聞いていたいって思って
毎日ここに来てAの演奏聴くたびにどんどん好きになっていった」
あまり多くを語らない目黒蓮が
私のために必死に想いを伝えようとしていた
蓮「Aが好き。俺の彼女になってよ」
本当に心臓が持たない
恋愛経験の低いカースト下位の私が
こんなカースト頂点にいるイケメンに告白される未来なんて予想したことさえないのだから
「私はその、、、
目黒蓮をそんな風に見たことないから、、、」
恋愛対象として見ていないのに彼女になるのなんておこがましいし、失礼な話だよ
蓮「いいよ別に。
これから俺のこと意識してくれたらいいし、」
涼しい顔で目黒蓮はそう言う
彼には焦りも不安もない
あるのは恐らく、自信のみ
それだけ真剣に思ってくれているのだろう
でも、彼にはもう一つ確認しなければならないことがある
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2020年9月27日 23時
