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gr「え！かっけぇ！、オスマンとかトントンのもええけど、えー、かっけぇ……」
tn「いつもの。」
os「ぐるっぺんくん5歳。」
グルッペンの小学生並みの感想に、二人は慣れたように返した。
？？「おまえもごさいなんか？」
tn「いや、俺らは13や。」
冷静に返すトントン。
子供は不思議そうに首を傾げるばかりだ。
os「さっ、そんな物騒なもんしまい？。」
オスマンに頭を撫でられると、子供の赫子はみるみると小さくなり、目からスッと赤色がひいた。
気持ちよさそうに目を閉じる。
オスマンは自分の心、相手の心もコントロールするのが得意だ。
相手の求めることなど、彼の鋭い観察力にかかれば直ぐに見抜かれてしまう。
この能力を彼が身につけたのは、小学5年生。
つまり、3年前である。
トントンは少し、寂しくもあった。
tn(前は……もっとバカやったんやけど。)
成績も今や高校レベル。
何が彼を変えてしまったのか、
まぁ、思い当たるところはあるんやけど。
os「あれ………？」
頭を撫でていたオスマンが何かに気づいた。
gr「どうした？」
os「ドッグタグ……」
子供の首には、ステンレス製の二枚式のドッグタグがネックレスになっていた。
os「性別、名前、番号、血液型、宗教……アメリカ陸軍とおんなじ順番や。」
オスマンの顔が少し曇る。
tn「はぇ〜、ドッグタグ見て顔曇らすとか、ペルシャ湾派遣の時の海上自衛隊かな？」
gr「wwwwwwww」
os「誰が海軍や……。うーん、名前かすれてて読めんなぁ……。」
gr「見せてみろ。……確かに読めないな。」
グルッペンは、かすれていないアルファベットだけを読んだ。
gr「Z…O…MU…U…………「zomuu」の五文字しか読めない。」
os「「zomuu」………「ゾム」？」
tn「そのまま読むとそうなんな……」
？？「おれは「ゾム」なんか？」
gr「……これ、「zomuu」の五文字意外、意図的に消されてるようだな。」
os「えー、ほんまや。」
オスマンは顎に手をあて暫く考えた。
os「………「zomuu」…アメリカの童話に出てくる「天使」の名前……」
tn「「天使」？」
「天使」の名前ならば、親が付けたのかもしれない。
gr「どういう話なんだ？」
オスマンは、少し苦い顔をした。
os「……マイナーな話だからうろ覚えなんだけど。」
オスマンはその童話を語りだした。
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狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月30日 20時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - 面白いです！元から一緒にいるのではなく、捕虜という形で打ち解けていくっていう設定がもう好きです！頑張って下さい！ (2020年1月30日 7時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 続き楽しみにしてます (2020年1月30日 2時) (レス) id: 65016211cf (このIDを非表示/違反報告)
ツナ - 初コメ失礼します…喰種とwrwrdの組み合わせって天才ですか？神ですか？最高です頑張ってください！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 0734d8027b (このIDを非表示/違反報告)
アメノエナ - 面白かったど〜！応援してます頑張ってください！ (2020年1月28日 16時) (レス) id: ade8211ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：某豆氏 | 作成日時：2020年1月18日 23時
