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「 だって 、 先輩たち居なくなっちゃう 」
廉「 しゃーない 、 卒業や 」
「 廉は悲しくないの 」
廉「 そりゃ … 」
あたしの問に言葉を詰まらせた廉は
俯いて唇を噛みしめた 。
そんな廉を見て “ お前も泣くんか 〜 ” と
先輩がわしゃわしゃと廉の頭を乱す 。
この光景も見れなくなっちゃうんだ 。
廉「 泣いてへんし ! 絶対泣かんし 、 俺 ! 」
望「 まだ餓鬼やんなー そういうとこは 」
康「 ええねんで 、 泣いたって 」
イｹﾎﾞでそう云った先輩は
ぎゅううと廉に抱き着き
そんな先輩を “ ぎゃああ ”と奇声発しながら
引き剥がそうとする廉 。
そんな光景をじっと見てると
横から肩ぽん 、 とされて 。
「 智くん … 」
神「 俺 、 お前が寮母で良かったで 」
「 …… う 」
神「 感謝しとる 、 今までありがとな 」
まるで仏様のように微笑みながら
今生の別れ的な雰囲気を醸し出す智くんを見て
緩み切った涙腺はまた涙溢れさせた 。
そして 、 あたしも思わず智くんに抱き着いた 。
「 あたしこそありがとううう … っ 」
藤「 あっ 、 神ちゃん鼻水付けられ取るで 」
望「 きったねええ ! 」
柊「 最後の最後までAやんな 」
神「 ええよ 、 鼻水ぐらい もうこの際 」
智くんにぴったりくっついて
泣きじゃくるあたしの頭をぽんぽんとしながら
“ お前らもありがとな ” と云う智くんに
さっきまで 汚ぇ だとか言ってた奴らも
ぐす 、 と鼻啜り始めて 。
望「 流星居らんくなるとか 、 想像してへんかったからな 」
藤「 其れで泣いたんか 。 可愛えな 、 お前 」
あたしは暫く智くんにくっついてた 。
そんなあたしらを廉がじっと見てたのも 、
廉「 …… 今日だけ 」
平「 え ? 廉何のこと ? 」
そう呟いてたこともあたしは知らずに 。
感動のお別れ会は幕を閉じたのです 。
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れ━☆ - この作品大好きで何回も読んでます！！ぜひ続きを更新してほしいです！！！ (2018年3月7日 16時) (
レス) id: 0fc07eed74 (このIDを非表示/違反報告)
れおん(プロフ) - 一気読みしました！！ぜひ続きを更新してほしいです！！ (2016年9月24日 19時) (レス) id: 0c5cbe7da1 (このIDを非表示/違反報告)
_琴音_(プロフ) - もう更新しませんか？ (2016年8月9日 13時) (レス) id: 3cbc020b62 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 更新楽しみにしています！ 頑張ってください！ (2015年9月26日 13時) (レス) id: 41b894a04f (このIDを非表示/違反報告)
しほ - 更新楽しみにしてます！！ (2015年3月20日 11時) (レス) id: 542380363f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平野りら 〆.
| 作成日時：2014年4月10日 21時
