二十七 ページ29
虎杖side
鍛錬を終えて、皆で晩飯を食べる。
いやー、何かいいよな！こういうの！
皆で食卓囲むっつーかさ！
「俺、おかわり！」
「アンタ、まだ食べるの？5杯目じゃない」
「食べ盛りだな〜」
「しゃけ…」
そう背中で聞きながらしゃもじを持って台所に駆けていく。
ご飯をお茶碗によそっていると、心の奥から嫌な声が聞こえてきた。
＿＿契闊だ、小僧。
あ"ーーーもう！！
何で今出てくんだよ！？
俺は飯が食いたいの！！
「んだよ宿儺。何する気だ」
＿＿一分間俺に身体を明け渡せ。早くしろ。
「…何するか聞いてからな」
＿＿A、と言えば分かるか？
「昼間のか？」
＿＿早く代われ。
「………ぜってー誰も傷つけんなよ」
＿＿呪霊は良いだろう？
「…………まぁ…一分間だけだからな」
＿＿ｹｹ…
−−−−−
宿儺side
小僧と身体を代わり、Aの元へ急ぐ。
雑魚めに殺されるなよ…A。
折角再開したのにまた死ぬなどという事にはさせんぞ。
石畳を走る。
いや、飛ぶ方が早いか…。
空を飛び、上空からAを捜す。
…………彼処か。
何だ、頭を抱えるAも愛らしいな。
「……貴様、誰に許しを得てはるに触った」
俺がはると呪霊の間に立つと、奇声を上げた。
嗚呼、煩いな。
貴様の奇声などこちらは聞きたくもないのだ。
「失せろ。そして二度と顔を見せるな」
走って何処かに消えていった三級呪霊。
所詮雑魚めが。
貴様にAを追いかける権利が何処にあろうか。
−−−−
「貴様」は平安時代だと尊敬に値する丁寧語だそうです。
無視します。
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うゆに塩湖(プロフ) - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします！ (2023年1月1日 18時) (
レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！ (2022年12月7日 19時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2022年12月7日 18時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 言い訳−宿儺って死後に呪いなったの今気づきました。…でもいいよね、夢小説だし……。ね？ね？？ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - Ashleyさん» コメントありがとうございます。ワクワクしながら読んで下さることが、本望です。更新頑張ります！ (2022年8月31日 12時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆに塩湖 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年4月10日 16時
