二十四 ページ26
五条 side
Aに駆け寄る。
野薔薇や恵が肩を摩ったりタオルを渡したり泣き止ませようと必死に頑張っている。
何とかAが落ち着いたところで、Aに問う。
「キミ、名前は?」
名前知ってるんだけどね、一応。
「A…」
「じゃあA。あの子ゆーじって言うんだけどさ、」
遠くで力んでいる悠仁を指さす。
「ゆーじと会ったとこある?」
「…ない。けど…どっかで、会ったような…感じがするだけ……」
「目の下の傷と、目があったりした?」
「あった、気はした…」
魅入られたのか………宿儺に。
号泣したことにも説明がつく。
魅入られたってことは、非術師の可能性があるね。
宿儺の呪力も感じるし。
うーん…これからAをどうするか……。
高専に連れてってもいいんだけど、おじいちゃん達に怒られるし、宿儺が出てこられても困るしなぁ……
ま、僕が抑えれるけどね。
「ねぇ、A。アナタ用事あるんじゃないの?」
「え…………ぁああああ!」
叫びだしたA。
元気じゃん。
宿儺の気配は一時的に感じたってことかな?
「部活だった……怒られる……」
そう言って俯いたA。
「でも……」
「行っていいよ〜」
「良いん、ですか?何か、大事なこととか……」
「んーとね、僕の名前だけ覚えて」
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うゆに塩湖(プロフ) - あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします! (2023年1月1日 18時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます! (2022年12月7日 19時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2022年12月7日 18時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 言い訳−宿儺って死後に呪いなったの今気づきました。…でもいいよね、夢小説だし……。ね?ね?? (2022年11月27日 22時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - Ashleyさん» コメントありがとうございます。ワクワクしながら読んで下さることが、本望です。更新頑張ります! (2022年8月31日 12時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2022年4月10日 16時