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十七 ページ19

No side

「あのさー先生?」
「何だい、悠仁」
「宿儺の声がするんだけど、どうにかならん?」

そういって、自分の頭をガンガン叩く虎杖。
無事、高専入学が決まって寮に向かう途中である。

「それで済んでるのが奇跡だよ」
「なんかずっとAA言ってるし。知らん人の名前呟かれてて困ってる」

「A、ねぇ……」
「ん?先生知ってる人?」
「まぁね。それなりにはね」

「貴様、何故Aを知っている?」

突然、虎杖の左手の甲から口が現れた。
Aの名前に反応を示したらしい。

ぺし、と虎杖が口を叩くと消えていき、今度は頬の傷から出てくる。

「質問に答えろ。答えによっては殺してやるぞ?」
「ちょこっと文献に載ってただけだよ。怒らない怒らない」

ぺし、と今度は頬を叩く。

「Aって誰なんだ?何で先生と宿儺で共通認識あんの?」
「ま、いつか宿儺から話されるんじゃない?」
「そーか?絶対話さないと思うんだけどなぁ…」













.













−−−−−−−
Aside


懐かしいような気配がした日のことが忘れられない。
あの日を境に、度々懐かしい気配がする日があって、その度に泣いてしまう。

何故かは分からない。

死んだ婆さんの気配がしたからとか、学校が嫌すぎて泣く、とかそんなレベルじゃない。

というか、嫌で泣いているんじゃない。

嬉し泣きに近いものがある。

なんていうか、こう、心の奥底から、本能から、身体全体で、嬉しくて、泣き喚いているような。













そんな不思議なことが急に最近、起こりだした。

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うゆに塩湖(プロフ) - あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします! (2023年1月1日 18時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます! (2022年12月7日 19時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
-  ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2022年12月7日 18時) (レス) @page44 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 言い訳−宿儺って死後に呪いなったの今気づきました。…でもいいよね、夢小説だし……。ね?ね?? (2022年11月27日 22時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - Ashleyさん» コメントありがとうございます。ワクワクしながら読んで下さることが、本望です。更新頑張ります! (2022年8月31日 12時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2022年4月10日 16時

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