アナタに堕ちる24秒前

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【 Takahiro SIDE 】





アイシングが終わった、俺と真司郎と日高。

楽屋から聞こえてくる
宇野ちゃんとAの声。

盗み聞きするつもりはなかったけど

聞こえる宇野ちゃんの弱音？本音か…








「 ココアもJewelも、今は宇野さん一人で歌ってますけど…実際は二人さんの曲なのは、今でも変わらない事実ですし。伊藤さんが卒業してしまったのも、事実ですし？それは、ファンの人達も分かってますよ。大丈夫です。皆に響かなくても、誰か一人にでも響いてたらいいじゃないですか。」









なんてAが真剣に答えてて。

うわ、すげーな。って

宇野ちゃんだけじゃなくて
俺ら皆に言ってくれてるみたいで


なんつーの？


Aで良かった。

昨日知り合ったばっかだけど
出会って良かったって。









與「 さっきな…俺も、言われてん。歌声好きですよって。始まる前に上手ないって言うててさ。」



日「 今日初対面なのに、そんな感じしない。何年も俺らと過ごしてる感じがする。」



「 さっきの言葉俺らにも響くよな。ははっ…すげーな。俺人見る目天才やん。」









うん、自分でもそう思う。(笑)

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