天才少女のいとこは…？ (ページ36)

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ヒナは今、探偵事務所に来ていた
そして何故か、ヒナを見た毛利小五郎が驚いていた

小五郎「美希…ちゃん…？」

あ「？何で母さんの名前知ってるんですか？」

小五郎「母さんってことは、君、ヒナちゃんか!?」

あ「えっと…；；」

小五郎「覚えてないか!?君が小さい頃、よくお見舞いに行ってたじゃねぇか!!」

あ「小さい頃…お見舞い…

あぁ！小五郎さん！」

蘭「お父さん、ヒナと知り合いなの？」

蘭が不思議そうに、小五郎に問う

小五郎「あぁ、俺と英里と、あの探偵坊主の母親の有希ちゃんと、ヒナちゃんの母親の美希ちゃんとは、同級生なんだよ」

蘭「へ～！じゃあヒナのお母さんとお父さんも、新一のところと同じように、海外にいるの？」

蘭がそう言うと、小五郎は黙ってしまった

小五郎「えっとな、その…」

あ「…死んだの。私が七歳の時に、事故でね。」

コナン(ヒナ…)

あ「それで、精神が不安定になって、病院へ入院してたとき、小五郎さんと英里ちゃんが、よくお見舞いに来てくれてたの」

蘭「…ごめんヒナ…私、何も知らなくて…」

あ「気にすることなんてないよ！入院してたのは、持病もあったからだから」

ヒナは、ニコニコしながら話している

コナン(あのときは大変だったな…

美希さんと章人さんが亡くなった日も日だったし…)

あ「でもあの時、新一もすっごい励ましてくれてさぁ!!私に元気付けてくれたんだよね…(ニコ」

コナン「…／／／」

コナンは恥ずかしくなって、目をそらした

そして今…

《これは、今回公開された三人組の銀行強盗犯の映像です…》

TVでは、三人組の銀行強盗犯の映像が流れていて、小五郎は、その映像を見て、顔をしかめていた

《なお、この三人組は、今だ逃走を続けており…》

小五郎は、ソファにぐったりしながら、TVの電源を切った

小五郎「ったくぅ、今日は朝からこのニュースばっかだな…」

煙草を口にくわえながら言った

蘭「仕方ないよ～、事件が起きてから、まだ一週間もたってないし…」

あ「銀行員の一人が、犯人をなだめようとして、撃たれたんだってね…」

小五郎「なだめたっていうより、カッコつけて言ったから、撃たれたんだろ？」

コナン「違うと思うよ？その時銀行にいたお客さんの話だと、こうやって両手をあげて、“OK、もうやめてくれ”って、犯人をなだめようとしてたみたいだし」

小五郎「でもその時、逆に犯人の怒りを買って、撃たれたんじゃ、同じだっつぅの」

蘭「あっ」