♯0.6 魔法とかではなく ページ6
.
REN side
太陽の光のような提灯に
食欲のそそるたくさんの屋台。
溢れ返る人たちで賑わう。
いつもと同じ場所でも何か違う雰囲気。
だから祭りって好きなんだよね。
『あっ!目黒くん!!康二くん!!』
そしてここにもいつもと違う雰囲気の子発見。
俺らを見つけては、ニコニコしながら手を振る。
「なあ、めめ。
今日のAちゃん、いつもより可愛すぎひん?」
何を言うのかと思ったら、前から歩いてくる
浴衣姿のAを見て、見惚れている康二。
「(やっば…⸝⸝⸝可愛すぎだってば。)
これはアカン。」
「めめの関西弁!笑
これレアやで!!!!」
咄嗟に出た関西弁に1人騒ぐ康二を他所に
人混みをかき分けて来るAを迎えに行く。
『目黒くん。待たせちゃってごめんね?』
「いいよ全然。俺らもさっき来たから。
そんなことよりさ、浴衣似合いすぎ。」
『えっありがとう…⸝⸝⸝
そんなこと言ったら目黒くんも浴衣似合ってて
か…かっこいいよ?😳』
「(💘💘💘)」
はい、今俺のハートは射抜かれました。
この無自覚なあざとかわいい小悪魔ちゃんのせいで
今日俺は死にそうです。そう、キュン死。
「もう、A先行かないでよ〜!!」
「めめ足速すぎるて!!!」
後ろから追いかけて来た康二とさっちゃんが
仲良くタイミング良く登場。
お2人さん仲良しか。
「あれ?もしかしてお取り込み中だった??」
「え、あ、そうなん?俺らあっちで待ってよか?」
『ううん、そんなことないよ!ね、目黒くん🤫』
さっきのことは内緒ねとでも言うかのような表情で
俺を見つめるA。
「うん、なんもない🤫
皆揃ったし早く行こ。」
俺も同じように返せば、照れながらも
俺の好きな笑顔で笑う。
とびっきり可愛く見えたのは、魔法とかではなく
俺の1番好きな人だからかもしれない____,
281人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まぅむ 。 | 作成日時:2022年11月9日 1時