【d!】君は冷たい【kn】 (ページ10)

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君は冷たい10 ページ10

『す、好き……！？』

syp「はい」

『こっ、恋とかそっちの方…？？普通に友達？として…？』

syp「恋ですね。どうなんですか？」

『え、わ、わかんない』

syp「…そうですか…A先輩、コネシマさんの事結構見てはりますし、コネシマさんの事で一喜一憂してますし…好きなんかなぁって」

『え……』

たしかに、最初は冷たいなぁって悲しんではいたけど、最近少し優しくなってくれて嬉しくて、コネシマくんのことローくんとかにいっぱい報告してたり…いつのまにか、コネシマくんのこといっぱい気にしてた気がする…でもそれが好き、かどうかはわからない

『コネシマくんのこと、好き、なのかなぁ…？』

syp「それは先輩の気持ちなんで俺には分かりませんけど…俺はお似合いやと思いますけどね。キスしたいとか抱きしめてほしいとか思わへんのです？」

『そっ、そんなの考えたことないって…！』

syp「ふーん…」

『せ、先輩をからかわないで！』

syp「はははっ、顔真っ赤ですよ。すんません」

『笑いこらえてるのバレバレだよ…』

syp「いやぁ、でも…実際どうなんでしょうね…コネシマさんがどう思ってるかも気になりますけど」

『うーん……それは、確かに…？でも、私としては一年経ってやっと心開いてきてくれてるのかなって思えるだけで幸せだから、なんとも言えないなぁ』

話しかけようとするだけで睨まれて返事とかもぶっきらぼうだった時より全然…今も多少ぶっきらぼうではあるけど…話しかけてくれる事あるし、女の子苦手だから仕方ないって思うし…

syp「……そうですか。」

『あはは…ごめんね、面白い事言えなくて』

syp「いーえ。先輩の気持ちしれただけでも万々歳っすわ」

『？』