【d!】君は冷たい【kn】 (ページ17)

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君は冷たい17 ページ17

kn「＿＿…いや、やっぱ何でもないわ…すまんな、困らせて。…帰るわ」

『えっ、う、うん…？』

少しの間沈黙になった空気を破ったコネシマくんは少し居心地が悪そうに、気まずそうに帰っていく彼の背中を見つめる

『(好きって…言われた…？)』

未だにさっきの彼の言葉がエコーがかかったように何度も何度も、脳で再生される

好き、好き……

こねしまくんは、女子が嫌いで、だから、私のことも嫌いだと思ってた…。冷たくて、睨んでも来て、最初はたしかに怖かった。慣れたけど…こねしまくんが私のこと好きな理由が、わからないよ…

『頭ばくはつしちゃいそう……』

明日から、どんな顔して会えばいいのかなぁ…

✻

「…………はぁああ…言ってしもた…」

住宅街の真ん中でへなへなと力が抜けてしまい、その場にしゃがみこむ。

困惑しとった、今までの態度も考えたら、多分今頃悩みまくってるんやろなぁ…

「(どないしたらええねん…)」

今までの行いで、好かれとるとは思っとらんし、明日から、ぎこちない態度で接せられたらどうしたらええんや…

rb「コネさん？何してはんの？こんな道の真ん中で」

「ロボロ…いや、あいつ…Aに告白してきたとこやねん」

rb「は………はぁあああああ！？！？」

「ちょっ、声でかいわお前」

rb「いやいやいや、ちょっとまって！？ホンマに言うてる！？」

「ほんまや」

rb「とうとう告白したんかお前……えぇ…明日槍でもふるんとちゃうん…」

「なんでやねん！」

rb「んん…まぁ、家一旦寄ってくか、茶くらい出すわ…そんで、告白したときのこと聞かせてくれ…！」

「お前実は楽しんどるやろ」

興奮して、俺の腕を掴んで家に連れて行こうとするロボロに呆れながらも、今は、この気持ちを、誰かに伝えたほうがええんやろなぁ、なんておもいながらロボロの家へと向かった