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「っ！三ツ谷！！やっと見つけた！！」
放課後、マイキーから連絡を受け学校近くのファミレスでドラケンと2人マイキー待ちをしていた。「ちょっと来いよ」なんて突然電話で呼び出されて一方的に切られた。いつも勝手だな、なんて思ったけど断る理由もないのでドラケンと奴を待つ。そんな時、突如店内に自分の名前が響き渡り顔を向けると、そこには同じ中学の制服を纏った女子がいた。面識はない、けれどその女をオレは知っていた。
「……比嘉さん」
比嘉 エリカ
Aさんの友達だ。
「…っ！やっぱり…」
「？…え？何？」
「三ツ谷…これからAと会ったりしないよね？」
「…え？そのつもりはないけど…」
そういうと彼女は、顔面蒼白になって口を手に当てた。その手はガタガタと震え今にも泣き出しそうな表情だった。え？何？Aさんがなんだ？
オレを探していたかのようなセリフも、この表情も何が何だかわからない。頭にたくさんのハテナを浮かべながら「何かオレに用事？Aさんがどうした？」そう聞けば彼女はゆっくりと口を開いた。そして言った「Aが、危ない…助けて」と
「…それどう言う意味だ？」
「っ三ツ谷が呼んでるって…Aが呼び出されて」
「……誰に？」
「私らも知らない…三ツ谷の友達だって言ってた」
「オレのダチ？」
「三ツ谷に伝言頼まれたからって…」
「なるほどな…Aさんはどこに呼び出された？」
「…海下公園の、第二倉庫って」
「………」
「…Aは馬鹿じゃない。三ツ谷が呼んでないことなんてわかってた…けど呼んでるならって一人で行っちゃったの…」
「…雨宮か」
「…お願い、Aを助けて！…何されるかわからないよ…だからっ」
「大丈夫だよ、オレに任せて」
オレはその場を立ち上がった。目の前で一緒に話を聞いていたドラケンに「悪りぃ、オレ行くわ」と言えば、ドラケンは不気味な笑みを浮かべて「人手がいるんなら手伝うぜ、戦争だろ？」なんて楽しそうに笑った。楽しんでる場合じゃねーんだけどな。今頃Aさんは一人で雨宮とのこと決着つけようとしてるんだ。
「とりあえず、オレ行くわ。マイキーにこのこと伝えといて。まあ…昨日の様子じゃ来るかわかんねぇけど」
ドラケンにそれだけ言い残し、最後に比嘉さんにもう一度大丈夫だからと言ってオレは勢いよくその場を飛び出した。
もう彼女がなんて言おうと関係ない。
絶対ぇアイツをぶっ飛ばす。
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knnk99(プロフ) - 麗さん» 麗様 ご指摘ありがとうございます！変換ミスしていましたね…読みづらく申し訳ございません。修正させていただきました！他も確認次第修正していきます。こんな小説にもったいないお言葉本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。 (2021年8月2日 18時) (
レス) id: d08a794dcd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 6ページなのですが、無償に ではなく 無性に ではないかなと、、、 余談ですが、お話好きなので完結まで着いていく所存です！ (2021年8月2日 18時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴咲華 | 作成日時：2021年8月2日 2時
