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「でも、雨宮も不安なら不安って言えって話だよね」
「ん〜、まあ言ってくれればなと思う気持ちはあるけどやっぱ男の子だしそう言うのプライド的に言いにくいんじゃない？ちゃんと伝えてなかった私が悪いよ」
「いや、それはそうだとしてもだよ？だからといってあんたに暴力振るう理由にはならないし、私は一生許さないけどね」
「あはは…エリカは厳しいからなー」
「Aは呑気すぎなんだよ！昨日だってあんなに止めたのに一人で行っちゃうしさ」
「それに関しては本当にごめんって。昨日三ツ谷くんにも怒られてもう十分すぎるくらいに反省したよ」
「いや！Aは全然わかってない！反省してない！」
怒りがおさまらない様子のエリカがバン！とテーブルを叩いた時、「あの〜お待たせしました」なんて少し遠慮がちにウェイトレスが注文していた品をテーブルに置いた。わお…これがデラックスパフェ…。でかい。思っていた以上にでかい。
「思ってた以上だったね…」
「うん、でもここ下見てみてよ。コレほとんどがコンフレー…」
「馬鹿！それいったらおしまいだよ！」
「うぐっ、…ずいまぜん…」
どこがデラックスなんだと思わずクレームを言いたくなるくらいパフェの7割は量増によく使われるアイツが使われていた。普通の大きさのパフェのアイツですら最後の方は飽き飽きしてしまい無理矢理口に押し込む羽目になるのに、この大きさでこの量はやばい。彼女もそう思ったのか、私の目の前にスプーンを差し出し「こいつだけ食べてよし」と私に量増代表のアイツの消化係を任命してきた。水だけは寂しいので、遠慮せずにアイツをスプーン一杯に掬って口の中に放り込む。ボリボリ音が鳴るがエリカだけなので気にしない。
「まあでも、結果一件落着なのかな？雨宮も反省して、Aも心置きなく独り身に戻ってさ」
「うん、まあそうなるのかな…」
「それにしても三ツ谷はともかくその佐野だっけ？そいつ何者なの！？」
「……知らない。三ツ谷くんの入ってる暴走族の総長ってことしか知らない。多分中学生なんだろうけど、学年も知らないしどこ中なのかも知らない」
「Aとは、公園であったのが初めてなんでしょ？不思議じゃない？何でそんなにAを助けようとしてくれたんだろうね」
「……私にもわからないんだよね、それが」
そう言いながら昨日のことを思い出す。
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knnk99(プロフ) - 麗さん» 麗様 ご指摘ありがとうございます！変換ミスしていましたね…読みづらく申し訳ございません。修正させていただきました！他も確認次第修正していきます。こんな小説にもったいないお言葉本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。 (2021年8月2日 18時) (
レス) id: d08a794dcd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 6ページなのですが、無償に ではなく 無性に ではないかなと、、、 余談ですが、お話好きなので完結まで着いていく所存です！ (2021年8月2日 18時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴咲華 | 作成日時：2021年8月2日 2時
