【2j3j】俺と私

三角関係 ページ10

『あ、そろそろ予定の時間じゃないですか？』


そう言いながら時計を見るともう部屋を出なくてはならない時間になっていた。


三「そうだね、そろそろ部屋出る準備しよっか」
不「Aは、カラオケ楽しかった？」
『はい、めっちゃ楽しかったです！』
黛「そうだ、せっかくだから俺達のこと呼び捨てにしてくれない？」


先輩達を呼び捨て？
そんなこと許されるのか？


『え、でも、いいんですか？』
不「まゆゆ、ナイスアイディア」
三「いいじゃん、そうしよーぜ」
黛「て、事で、俺達の事呼び捨てね」
『あ、はい』


なんで乗り気なんだよこの人達？！
どうしやう、呼び捨てか………


『か、灰……と明那、湊？』
不「ははっ、なんで疑問形なんだよw」
三「可愛すぎるっ………」
黛「なんだ、呼べるじゃん、じゃあこれからもね」
『あ、はい』


先輩の事を初めて呼び捨てにした気がする。
まぁ、本人達が喜ぶならいいか。


『じゃあ、不破………じゃなくて湊、そろそろ部屋出ましょうか』
不「そうだね、じゃあ行こっか」
三「はーっ、楽しかった」


あ、お会計。いくらだろう？


ス「お会計、3800円になります」
『あ、じゃあ俺が』
不「いいよ、俺が出す」
『え？』
不「先輩からの奢りって事で」
『あ、はい、ありがとうございます』


お店から出るとLI◯Eだけ交換して別れた。


不破side


今日、メシャでカラオケ行こうとしてたらAくんに会った。
すぐに一緒に行かないか誘うと、快く着いてきてくれた。


率直に言う。


俺はAくんが好きだ。


この事はまゆゆとアッキーナには言ってないけど、多分、今日の俺の態度で気づいていると思う。
でも、一応確認だけしようかな。


不「今日、楽しかったな」
三「だね〜Aくん、めっちゃ歌上手かった」
黛「確かに」
不「そうだ、俺、Aくんの事がさ」
三「好き、だろ？」
不「あ、やっぱりバレてた？」
黛「分かりやすすぎる、、、」
三「俺は、応援してる」


応援なんてなくても、周りから反対されても俺はAくんと付き合いたいけど、やっぱりこう言われると嬉しかったりする。


黛「………」
不「まゆゆ？どうした？」
黛「多分剣持さん、Aくんの事狙ってるから」
不「え？！そうなの？」
黛「多分、だから気を付けて」
不「ありがとう、分かった。」


そっか、もちさんも………
次の日ろふまおの撮影、普通にできるかな………
絶対、もちさんに悟られないようにしなければ………

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