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後日談 ページ30

告白が無事成功して俺は刀也と付き合うことになった。
これからは前よりもたくさんのコラボとかしたいなぁ…

でも、その前に刀也にひとつ言っておかなければならないことがある。
ソレをいつ伝えるべきか悩んでいるうちに家に着いてしまった。
しれっと後ろからついてきている刀也。

まさか、家に入るまではしないだろうと思って玄関の前で声をかける。


『帰らないの?』
剣「今日から、ここが僕の家でしょ?」


爆弾発言とはこのことを言うんだと思った。
って待って、家の中めっちゃ汚い。


『掃除してくるんで、ちょっと待ってて』
剣「泊まってもいいんだねw」
『いいから、入らないでね、待っててよ』


大急ぎで家の中に散乱する服を片付け、机を引っ張り出す。


『おっけー、入ってもいいよ』


声をかけるとすぐに部屋に入ってくる刀也。
座るように促すと大人しく座ってくれたので、向かい合わせになるように座る。

このことを言っても引かないかなぁ……
と頭の中で考えているうちに刀也に声をかけられた。


剣「A?どうしたの?」
『実は言わないといけないことが……』


いきなりの事で隠そうとしていたことがスルッと口から出てしまった。


剣「言わなきゃいけないこと?」


不思議そうな目でこちらを見つめる刀也。
その目で見られると隠し事が全然出来なくなる。


『実は…………』


怖くなって下を向いてしまう。
言葉が上手く出てこない。
刀也を待たせている自分にイライラしてしまう。


剣「ゆっくりでいいですよ、僕は待ってますから」


そう言って隣に座ってくれる。
俺は自分のことを話し始める。


『実は俺…………女なんだよね』


『あの、心は男の子なんだけど、体は女の子なんだ』


『隠しててごめん。これ知ってるのは田角社長だけ』


簡潔に自分のことをまとめ、口にする。
俺の言葉をちゃんと一言ずつ受け止めてくれると信じているから言葉にできた。


剣「それで?」
『え?』
剣「それが、僕達が付き合う上で何か障害になります?」


そんな事を言われるなんて思ってもいなかったからなんて言っていいか分からない。


剣「僕はAの全てが好きだから付き合った。」
剣「だから、何も心配することはないですよね?」


嬉しくなって刀也の胸に飛びつく。
体育系の部活をしているからかしっかりしている体はビクともせず、受け止めてくれた。
何も言わず頭を撫でられているうちに寝落ちしてしまった俺は翌日、刀也の腕の中で目が覚めた。

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うた(プロフ) - やみかげさん» リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2022年1月17日 23時) (レス) id: 04c032c0ec (このIDを非表示/違反報告)
やみかげ(プロフ) - リクエストしてもいいんですか⁉(社長風)では、リクエストで、咎人との絡みが欲しいです…! (2022年1月17日 21時) (レス) id: cd6268d0db (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - やみかげさん» コメントありがとうございます!続き頑張って書いていきます!リクエスト等も是非! (2022年1月17日 20時) (レス) id: 04c032c0ec (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - えりんぎさん» コメントありがとうございます!褒めていただけてとても嬉しいです!リクエスト等も是非! (2022年1月17日 20時) (レス) id: 04c032c0ec (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます!コメントめっちゃ嬉しいです!リクエストも受け付けておりますので是非! (2022年1月17日 20時) (レス) id: 04c032c0ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮戸悠 | 作成日時:2021年12月20日 20時

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