【2j3j】俺と私

本社 ページ20

次の日俺は刀也の家でご飯を食べて打ち合わせのために本社に行った。


マ「あ、Aくん、打ち合わせこっちね」
『あ、はい、ありがとうございます』


打ち合わせの内容。それは俺の3Dの事についてと新衣装について。
3Dの衣装を今の衣装じゃなくて新衣装で作るらしい。
そんなことあるの？って思いながら話を進める。


『うーん……髪型はこの前生放送で言ってたショートにしたいんですよね』
マ「ショートですか…！いいですね！そうしましょう！」
『服の方は………』





『こんな感じでお願いできますか？』
マ「はい、分かりました。長時間お疲れ様でした」
『こちらこそ、お疲れ様でした。』
マ「では、今日は解散で」


軽くマネージャーと話して過ぎた時間は1時間。
時間過ぎるの早くない？
まぁ、今日の仕事は終わったし配信の内容考えるか……。

そう思いながら歩いているといきなり後ろから抱きつかれた。


『え？だれですか？』
不「俺だよ」
三「ちょ、Aくん困ってんじゃん」
黛「いきなり走らないでよ……ﾊｧ、ﾊｧ」


抱きついてきたのは湊で明那と灰もいた。
3人で本社に来ていたようだ。


不「A、何してたの？」
『打ち合わせしてたんです』
三「新人くんは忙しいね」
不「そだ、今日の夜暇？」
『配信の予定はないですけど……』


まさか………


不「俺達と一緒に配信しない？」


やっぱり………
何なのここの人たち……
いきなり人を配信に誘うのが普通なの？
心の中で叫びながらも会話は続ける。


『いいんですか？お邪魔しても……』
三「俺はいいよ」
黛「俺も…別にいいけど」
不「て、ことで決まり！何するかは後で教えるから」
『あ、はい。では失礼します』
三「また後でね！」


と、早速コラボのことをTwi◯terで報告する。
もちろん許可は取った。
何するんだろうな……
家に帰りながらそれだけを考える。


『ただいまー』


返事が返ってくるわけでもなく自分の声が虚しく響く。


『取り敢えず準備だけはするか』


すぐに配信ができるように設定だけして時計を見る。
時刻はまだ昼過ぎ。
暇だな………


『何しよう』


考えた末に辿り着いた答えはお菓子作りだった。
実は俺、お菓子作るの好きなんだよね。
何にも考えなくっていいって言うかさ、レシピ通りにしたら完璧に作れるじゃん。


『刀也にもあげたいから……プリンでも作るか』


作るものだけ決めて材料を買いに行く。
美味しいのができるといいな……。

お菓子作り→←実は……

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