【2j3j】俺と私

ここ、どこ？ ページ13

Aside


っ………あれ？ここどこ？
俺、何してたんだっけ………
ろふまおの撮影が終わって、みんなで話してて、途中で意識無くなって、、、。


剣「Aくん？起きた？」
『あっ、剣も………刀也、俺何がありました？』
剣「撮影終わって喋ってたらいきなり倒れて……驚いた」
『ここまで運んでくれたんですか？』
剣「っ………そうだよ」


先輩に運んでもらった？！
ヤバい、めっちゃ迷惑かけたじゃん。
とりあえず謝らなくては……


『あの………』
剣「謝らなくてもいいですよ」
『え？』
剣「Aくんより、Aくんが体調悪いのに気付かなかった僕達に問題があります」
『え、いや、そんな………』
剣「とにかく、今はしばらく安静に、貧血だそうです」


貧血………
あ"、そういえば今、アレだ。
完璧に忘れてた。



『ありがとうございました』
剣「いえ、体調悪い人を見過ごす程酷くないので」
『あの、ここってどこですか？』


そう、ずっと気になっていたのだ。
本社の医務室にしては生活感がありすぎる。
なんていうか、普通に人が住んでそうな部屋だ。


剣「…………ここは、僕の家です」
『え"………』
剣「やっぱり嫌でしたか？」
『いやいやいや、俺、重くなかったですか？』
剣「全然、軽すぎ、もっと食べなさい」
『は、はい』


話をよく聞くと、一旦医務室に運ばれたものの、放置しておくわけにもいかず、刀也の家に車で運ばれたそうだ。
ってか今何時？


『今、何時ですか？そろそろ帰った方が……』
剣「今、8時。今から帰るの？」
『だって、迷惑でしょ？』
剣「そんなこと………ないけど……」


なんかいつもよりテンションが低い刀也。
何か気に触る事したかな………


『でも、俺元気だし、今日配信あるから帰らなきゃ』
剣「なら、一緒にする？オフコラボ」
『え？いいんですか？』
剣「問題ないですよ」
『じゃあ、お願いしようかな………一応9時からの予定です』
剣「じゃあ、告知して、ご飯だけ食べようか」
『なんか作りますね』


流石にそこまで世話を焼いてもらうのは……と思い立ちあがろうとすると止められた。
ご飯も作ってくれるみたいだ。
してくれるのなら甘えようと思ってベッドの上で待っている事にした。


『じゃあ、お願いします』
剣「お願いされます。安静にしててよ」
『はーい』


っていうか俺、今刀也が普段寝てる布団にいるの？
何か緊張する。
なんで？
刀也は優しい先輩なだけ。
恋心なんて、ないはずなのに。

コラボ配信→←体調不良

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す