52.幸せな時間 光一side ページ36
「ただいまぁ」
「あ、おかえりなさい!」
「おかえりぃ」
玄関を開けると、Aとパンと剛くんが出迎えてくれる。
「一応お風呂わいてるけどどうする?」
「いや、先に食べるわ、ちょっと着替えてくるから待ってて」
「うんわかった」
そういって、部屋に行って着替えている間に、またいつものように料理を盛り付けてくれているんだろうなぁと思いながら、夕飯を楽しみにリビングに戻る。
いつもの座る席にいつものように料理を盛り付けた皿や茶わん、お椀が並ぶ。
「てかめっちゃええにおいやなぁ」
「やろ?このにおいずっとかがされてて、お腹すきすぎて拷問みたいやったわ」
「あ、剛くんも鶏ハム食べる?」
「ええの?」
「うん、まだあるから」
「じゃあもらおうかなぁ」
そういって、俺たちのランチョンマットにだけ鶏ハムの切り分けられた小鉢がおかれる。
「はぁい、パンちゃんのごはんだよ」
わん!
そういってパンにご飯を置くと、Aはいつもと違い俺の隣に座る。
「じゃあ、いただきます」
「はい、召し上がれ」
「いただきます」
そういって、一番気になってるかやくご飯にいち早く手を付けてしまう。
玄関に入った時からにおってたこのにおいがほんまにたまらへん。
月に1、2回炊き込みご飯を作ってくれるけど、ほんまに上手くてついついリクエストしてしまう献立の一つやった。
鶏肉、しめじ、人参、ゴボウ、油揚げが入ったやつで、
醤油の焦げたにおいがたまらんねんなぁ。
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結城綾(プロフ) - Karinさん» Karinさんコメントありがとうございます。私もKinkiKidsの大ファンで、自分の中での最大限甘い光一くんをイメージ壊さないように書けていたらいいなと思っているんですが、楽しんで読んでいただけて本当に嬉しいです、これからもよろしくお願いします。 (2023年4月3日 20時) (レス) id: c0d3918841 (このIDを非表示/違反報告)
Karin(プロフ) - KinKi Kidsの大ファンなんですがキンキの夢小説を書いてくださる方がそこまで多くないのでこのお話を見つけた時すごく嬉しかったです。いつも更新を楽しみに過ごしてます。このお話大好きなのでこれからも頑張って下さい! (2023年1月7日 0時) (レス) id: 9e7f4b97d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城綾 | 作成日時:2022年12月7日 12時