29.ぼくらの勇気未満都市2017 ページ4
ヤマトにメールで呼び出されたキイチは、制服姿で、自分の運転するバスの中にいた。
「?なんでここ?」
メールには、
また同窓会のお知らせ
7月7日17:30分。オランダ風車にて。
君のバスで来てね。
あ、例のもの忘れずに。
と、書かれていた。
場所の指定に首をかしげていると、バスに突然乗り込んだ二人組。
「おらぁ!バスジャックだ!」
「大人しくカーテン閉めろや!」
驚くキイチ、だが、二人は被っていた黒い強盗マスクを脱ぐ。
ヤマトとタケルとわかると安心するキイチ。
「おいおい、大人になってまでこんなふざけたことするなよ」
「ごめんごめん、タケルがさ」
「ほんと、バズジャックごっこのためにわざわざバスで呼びつけるなんて暇なのかよ」
「いや……バスジャックはほんまやねんな」
「お兄ちゃん」
「さくら!?お前なんで?」
「二人の話を聞いてあげてほしいの」
そういわれ、キイチはヤマトとタケルの話を聞き、
幕原のグランドゼロに建設予定の図書館の地下にT幕原型ウィルスが復活していると知る。
「それ、本当なのか?」
「あぁ」
「だったら、俺も一緒に行く」
「何言ってるんだよ、お前には奥さんと子供がいるだろ?」
そういわれ、キイチは運転席においてある家族写真に目を向ける。
「ま、とりあえずお前は被害者な、後で何聞かれてもこう言ったらええねん、バスジャック犯に言われて仕方なくやりましたって」
「けどさ」
やっぱり納得いかないキイチが食いつこうとすると、
「もっと腕の立つ弁護士紹介しようか?」
そういってモリがバスに乗り込んでくる。
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結城綾(プロフ) - Karinさん» Karinさんコメントありがとうございます。私もKinkiKidsの大ファンで、自分の中での最大限甘い光一くんをイメージ壊さないように書けていたらいいなと思っているんですが、楽しんで読んでいただけて本当に嬉しいです、これからもよろしくお願いします。 (2023年4月3日 20時) (レス) id: c0d3918841 (このIDを非表示/違反報告)
Karin(プロフ) - KinKi Kidsの大ファンなんですがキンキの夢小説を書いてくださる方がそこまで多くないのでこのお話を見つけた時すごく嬉しかったです。いつも更新を楽しみに過ごしてます。このお話大好きなのでこれからも頑張って下さい! (2023年1月7日 0時) (レス) id: 9e7f4b97d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城綾 | 作成日時:2022年12月7日 12時