Story 2 配信中にハグしてみた。 ページ3
〜構ってくれない彼氏たちへ〜
極度のさみしがりやのあなたからの
愛がこもった暖かいハグを。
葛葉
葛葉、最近配信ばっかりしてぜーんぜん構ってくれない。
寂しい。
やはりその気持ちが一番に出てきてしまう。
彼は人気者。そんな彼が人気になっていくにつれて自分から離れていってしまうのかと不安な気持ちばかり浮かんでしまう。
ネガティブな思考が脳内を駆け巡るなか、葛葉が配信している声が聞こえた。
よし、だきつくならいまだ。
彼にばれないように、そろりそろりと部屋にはいる。
幸い、今はゲーム配信はしていない。チャンスだ。
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いまだ!!
んぅー,とあざとい声をだし、葛葉にバックハグする。
「ごめん、ちょっと一旦ミュートするね」
マイクをミュートにし、構ってくれる彼。
「どしたん、急に。いま配信してるんだけど?」
葛葉が聞く。
「、、、みし、い」
「あ??なんて?」
「さみ、しい、、、、」
ぎゅーっ
珍しく彼からハグをしてきた。
「あーもう、俺だって寂しいわ。」
「全然話しかけてくれないからさ、なんかしちゃったのかと。。。」
「なんかしてるしっ」
「えっ!?なんかした?」
「配信ばっかりしてぜーんぜん構ってくれなかったこと。」
むすっと少しすねたあなた。
「あーー!!もう!可愛すぎかよ!!!!」
「もう今日配信切っちゃお」
ーミュート解除ー
今日もう眠いから切るね、おやすみなさいー
ー配信終了ー
「お前の願望どおり、構ってやるよ。
でも、腰、壊れても知らないからね」
昼までどっぷりと葛葉に愛されたあなたであった。
ー余談ー
文字数たりんんんんんんんんん
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作者名：市瀬るな | 作成日時：2022年11月14日 0時
