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− これから水曜日も届けてくれるんだよね
ほんとにごめん。わざわざありがとう −
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−先生言ってなかった？
登下校で通る道だから大丈夫 −
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「やっさし」
「え、ありがとう…」
冷たい眼差しを黙って送るとおじさんは静かに部屋に戻っていった
大丈夫、とは言ってくれてるけとやっぱり申し訳ないよな…
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− ほんとにありがとう −
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−いいよ
原と会話できる回数増えるし −
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「え…」
私と会話できる回数増えるし？…
なにそれ、 なにそれ、なにそれ！？！？
「どうした？ 顔真っ赤だけど」
「うるさい！！！……ごめん」
「あ、うん。じゃあもう寝るね…おやすみ…」
めっちゃ落ち込んでるおじさんに心の中で全力で謝りながらもう一度封筒を手に取る
え、この男の子も私との会話を楽しんでくれてるってこと？
薄々私の中で気づき始めてたこの感情…
勘違いしちゃってもいいってこと？
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あれからメモで会話し続けてなんと今日は7月1日
約3ヶ月間ずっとメモで会話してたと思うと、なぜか顔が熱くなる
約3ヶ月間会話し続けて確信した、
私はあの男の子に恋をしてるという事
別に買い物以外に外に出る訳じゃないのに、髪にいいシャンプーを使ってみたり、ダイエットを始めたり、可愛い服を買ったり…
私は今まで恋人が出来たことがない
男の子から告白された事はないし、もちろん自分から告白したこともない
年齢＝恋人いない歴 というやつだ
そんな所謂初心な私があの男の子に恋をしてしまうのは仕方のなかった事なのかもしれない
何故なら……
"原って優しいよな"
"原なら大丈夫だよ"
"えー、そんな事言ってくれんの原だけなんだけど"
"めっちゃ嬉しい"
"ありがとう"
うん、惚れない訳なくないか
やっぱり仕方のなかった事だ
まぁでも、名前も顔も知らない相手をよく好きになったとは思う
でも、見た目で判断してる訳じゃないからめちゃくちゃいい相手の選び方してるんじゃ………
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作者名：高菜 x他1人 | 作成日時：2023年1月22日 23時
