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落書き ページ6
「あ、そっか今日金曜日か。取るの忘れてた」
「Aちゃんお風呂沸かすのは忘れないのにこれ取るのはよく忘れるよな〜」
「疲れてるんでしょ？早く寝なよ」
「わーひどー。もういいよ！おじさん一人で寝るから！Aちゃんなんてもう知らないっ！」
嘘泣きしながら自分の部屋に行くおじさん
おじさんのこのノリは正直言ってめんどくさい
でも私はおじさんのこういうところが好き
おじさんの部屋の扉が閉まり、私は封筒に目を向けて手に取った
金曜日は学校からの手紙やらプリントがこの封筒に入って届く
誰が届けてくれているのか、実はよく分かっていない
家が近い同じクラスの男の子が届けてくれていることしか知らない
中に入っているものを全部出して、月曜日の朝ポストに入れる
するとその男の子が中身が空になった封筒を学校に持って行ってくれる
月曜日と金曜日、わざわざ家に寄って届けてくれているのに名前も顔も知らない
本当に申し訳ない…
テレビを消し、お風呂に入るために封筒を自分の部屋に持って行こうと手に取った時、視界に文字が入った
「ん」
封筒の右下に書かれた小さな文字
私は封筒を顔に近づけてよく見てみた
＿＿ひま
「え？」
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作者名：高菜 x他1人 | 作成日時：2023年1月22日 23時
