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「…うしっ、いいじゃねーか」
長くもありあっという間だった時間。すぐに離れて私を眺めるとメリオダスは満足そうに笑った。
私も鏡を見て確かめる。少し白めの肌にきつすぎない桃色が浮かぶ。似合っているというより、この色はとても綺麗だと思った。
隣に笑顔で私と並ぶメリオダスが鏡に映る。そして、偶然ついたのだろう。指先に少しだけついた薄桃色を、ペロッと舐め取った｡
「なっ…！？」
「ん？どした？」
途端に顔に熱が集まる。白粉では隠し切れていないうえに、チークがその赤みを引き立てる。
メリオダス自身は特に深い意味はなかったんだろうけれど、それは…私にはあまりに刺激が強すぎた。
「A、今大丈夫？」
こんこん、とドアを叩く音と少し眠たげな声。うたたねしていたエリザベスか起きたのだろう。
あわてて返事をする。
「う、うん！どうしたの？」
「いい天気だから、ディアンヌも誘って３人でお買い物でも…まあ！」
部屋に入って私を見るなり驚きと喜びの表情。そんなに珍しいか。…いやまあ、初めてだけど。
「お化粧したのね！その口紅も…使ってくれたのね」
「う、うん。たまには、ね……せっかくくれたし」
「私も久しぶりにしようかな。ディアンヌをびっくりさせましょう！」
後ろで「ごゆっくりー」と呑気な声。どうやらメリオダスが部屋から退出したらしい。
「あれ、まだ寝てるの？」
「ええ。キング様と仲良く」
「それじゃあキングもあとでびっくりだね」
クスクス、二人でディアンヌに見惚れるキングを想像して笑った。
ふとエリザベスが私の頬に手を添え微笑む。悲しそうにではなく、穏やかに。
「本当に、よく似合ってるわ」
「…ありがとう」
昔彼女に言った言葉を思い出して、それに重ねるようにこう付けたそう。
「今の私の役目は…」
―――君を守る騎士であり、看板娘であり、そして一人の女の子なんだから。
「それにしても…チーク乗せすぎちゃった？」
「えっ？」
「ほっぺた真っ赤よ？」
「…っ」
そんな、昼下がりのお話である。
＊＊＊
マーリンは口紅みたいなのつけているから、お化粧っていうものはあると思って考えたお話。
このあとディアンヌにもお化粧して、みんなで仲良く女子散歩しました。
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リオ(プロフ) - ウォンさん» お久しぶりー！ありがとうね〜！！ (2020年7月9日 21時) (
レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - りおちゃん！！、！久しぶり！！私もまだ生きてます！応援してるね！！ (2020年7月9日 11時) (レス) id: 76603ce61b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 瑞樹さん» ゆっくりですけど、また書けていけたらいいなと思います。 (2020年7月9日 7時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - まさかまた戻ったきてくれたなんて………！これからも応援してます！ (2020年7月8日 21時) (レス) id: fb3dbf3e6d (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - みかやしさん» ありがとうございます。本当にもう、気長に待っていてください… (2020年7月8日 20時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/
作成日時：2018年7月6日 15時
