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散らばったプリントを必死に集めて届け終えると
中庭のベンチに並んで座ったまま、
お互い何も言わず時間が過ぎた。
何この状況。最悪すぎない？
入れ替わりとか謎の現象起きてるし、
相手が小瀧望だし、私は小瀧望になってるし、
私の中身が大嫌いな小瀧望になってるし
ややこしすぎる！！！
何いってんのかよくわかんなくなってきた！！！
｢おい、どうすんねん｣
やっと口を開いたかと思えばこの態度。
｢ねぇ、ほんと私の声であんたのテンションで話すのやめてくれる？｣
｢しゃあないやろ！｣
｢てか、これ戻れるのかな？
一生小瀧のままとか無理すぎるんだけど｣
｢お前喋ったことないくせに、失礼すぎひん？｣
｢お前じゃないし！｣
｢名前知らんわ！｣
｢高橋A｣
｢は？お前が高橋なん？｣
｢は？なにが？｣
｢いや、別になんでもないけど｣
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作者名：ひろか | 作成日時：2020年1月28日 0時
