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あーもう、散々だった。
本当にバレたかと思った。
昼休み。
さっそく望からもらった鍵を使って
屋上でお昼ご飯を食べる。
1人だったらもっとくつろげたのに。
｢なんであんたまでいるわけ｣
｢はぁ？俺のセリフやろ！
だいたい鍵は俺のやねんから
お前に文句言われる筋合いはない！｣
｢でも今は私の姿なんだから
私らしく生活しといてよ！｣
｢そんなんいちいち聞いてられるか！｣
｢神ちゃんとか･･･シゲもごもご･･･｣
｢パン食いながら話すな！！｣
｢はいはい、ごめんなさいね！
そんなことより！本当にこのままじゃいつかバレるよ！｣
もうあんなひやひやする思いはしたくない。
まぁ、どちらかと言えば最初に自爆したのは私の方だけど。
｢Aが下手すぎるからやろ｣
｢望だってひどかったじゃん！！｣
｢お前よりマシ！！･･･ってあかんわ、こんなん言うてるより戻る方法考えな｣
｢うーん、やっぱ階段から落ちるしかなくない？｣
｢だから、怪我するて！｣
｢でもたしかに、あんたと階段落ちたら
また噂になりそう｣
｢そんなん一言も言うてへん、怪我するって言っとんねん｣
｢なんかない？他に戻れそうなこと｣
｢なんで俺が怪我する言うてるのひたすら無視するん？｣
｢うるさいな、もうその話は終わったから
次どうぞ｣
｢お前ほんまにクソみたいな性格やな！！｣
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作者名：ひろか | 作成日時：2020年1月28日 0時
