ありがちなバンタンとの日常３

オッパ９８ ページ7

汗を一通り流し湯船に浸かる


いつも見てた湯船からの景色


白い天井に白い湯気が舞う

何気ないいつもの光景なのに
今日は違う






不安と恐怖で息がしにくい

目の前もかすみ瞼も重たい

「うぐ…うぅ…」





あぁ…
やっぱりだ

私は泣くことしか出来ない
いつも自分に自信がなく

何をしてもした気にならない




自分を抱え込むようにして俯く

水面に映る顔は弱々しく、黒いうずに飲み込まれているよう





私は、ほんとにここにいていいのか？

また、皆さんと顔を合わせられるのか？


コンコン






え？

お風呂場のドアを叩かれ顔を上げる


ドアからは黒いシルエットが浮かんでいる




「は、はい！」


？「大丈夫か？」


とても低く
落ち着いた声

まぁ、１人しかいないよね




ＹＧ「ユンギ、さん？」



「あぁ、そうだ

きっとお前が悩んでんだろうなって思ってな」



さすがユンギさんだな

誰も気づいてない、気づいても行動に移せないことを難なくやり遂げる
偉大な人ってみんなそうだと思う





心配してくれるのは嬉しいけど、心配させたくない

ユンギさんからは見えないけど、無理に笑顔を作った




「大丈夫ですよ」


ＹＧ「無理に笑うな」



え、なんで



ＹＧ「お前のことだ、無理に笑って俺たちに心配かけたくないはずだ
さっきも言っただろ。もっと頼れ」




今の私の思考じゃ限界がある
全部マイナスで考えちゃって悪い方向にしかいかない気がする

ここは、ユンギさんを頼ろう





「今から上がるので、少しの間でててください」


ＹＧ「分かった。着替えたら教えろよ。」


「はい」






ドアの音が聞こえ湯船から出る

タオルを取り体の水分を拭き取る







鏡に映った自分はまだ闇に包まれてた

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